なぜ空手小公子は打ち切りになったか。 [注目作品]
ヤングマガジンの空手小公子シリーズがついに打ち切りとなりました。単行本が売れなくなったのが主な打ち切りの原因の様です。そもそも単行本は1巻が一番売れて、徐々に部数が減って行くものだそう。50巻も続いてしまうとなかなか書店も置けないし、新しく買い集めようと思う人も少なくなる。メディアミックスなどのカンフル剤的イベントも今後見込めそうも無いという事なのでしょう。タイトルを「空手小公子物語」として再起をかけましたが、結果は芳しく無かった様です。
かくいう自分も途中で単行本を買うのをやめました。何がよく無かったかと考えてみると、主人公が戦う舞台がどんどんマイナー化していったことがその理由ではないかと思います。現実でいうところのK-1的なイベントで主人公が負けたまでは良かったのですが、そこから長い事マイナーな場所での戦いが続きます。リアルなのでしょうが、スケール感が狭まったせいか敵が弱くなった感が否めません。主人公をメジャーな場所で戦わせたのは読者にとって、バトル漫画でよくある強さがどんどんインフレしていく展開を求めてしまう禁断の果実だったのではないかと自分は思います。
こないだ何巻で買うのをやめたかなと本棚を覗いてみたのですが、40巻でした。中年のデブタイ人との戦いが決まった所です。テーマはあるのでしょうが、まさに敵の弱体化ここに極まれりといった感じです(再起をかけた「空手小公子物語」で戦いは高校生レベルになってしまいました涙)。主人公の成長して行く姿を丁寧に描き過ぎたのでは無いでしょうか。いつになったらあの華やかな展開に戻れるのか、読んでいて諦めてしまいました。それこそ空手小公子物語の様に、一気に2年後5年後に話がとぶぐらいのペースアップがあったらなと残念に思います。
かくいう自分も途中で単行本を買うのをやめました。何がよく無かったかと考えてみると、主人公が戦う舞台がどんどんマイナー化していったことがその理由ではないかと思います。現実でいうところのK-1的なイベントで主人公が負けたまでは良かったのですが、そこから長い事マイナーな場所での戦いが続きます。リアルなのでしょうが、スケール感が狭まったせいか敵が弱くなった感が否めません。主人公をメジャーな場所で戦わせたのは読者にとって、バトル漫画でよくある強さがどんどんインフレしていく展開を求めてしまう禁断の果実だったのではないかと自分は思います。
こないだ何巻で買うのをやめたかなと本棚を覗いてみたのですが、40巻でした。中年のデブタイ人との戦いが決まった所です。テーマはあるのでしょうが、まさに敵の弱体化ここに極まれりといった感じです(再起をかけた「空手小公子物語」で戦いは高校生レベルになってしまいました涙)。主人公の成長して行く姿を丁寧に描き過ぎたのでは無いでしょうか。いつになったらあの華やかな展開に戻れるのか、読んでいて諦めてしまいました。それこそ空手小公子物語の様に、一気に2年後5年後に話がとぶぐらいのペースアップがあったらなと残念に思います。
空手小公子 小日向海流(50)<完> (ヤングマガジンコミックス)
- 作者: 馬場 康誌
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: コミック
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