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男坂に続いて打ち切り寸前だった?「聖闘士星矢」の思い出 [名作紹介]

車田正美の自伝漫画、「藍の時代」単行本化を記念して、聖闘士星矢(セイントセイヤ)の自炊を始めた。

聖闘士星矢 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

聖闘士星矢 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1986/09/10
  • メディア: Kindle版


車田正美作品に初めて触れたのは「男坂」をリアルタイムで。好きな漫画だったので、打ち切りになったのはショックだった。これが、いわゆるジャンプの鉄の掟、10週打ち切りアンケート主義を初めて実感した瞬間でもあった。
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しばらくして車田正美新作の予告がジャンプに載った。もちろん「聖闘士星矢」のことである。読めない!なんて読むんだ?どんな漫画なんだ?この漫画のキラーコンテンツである「聖衣(クロス)」の姿は影も形も見えてない。中世っぽい衣装を着ているので、「アリオン」みたいな話かな?と予測したが、物語の冒頭で登場したのは現代人だった。
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そしてクロスが登場。星座を象った像を分解すると鎧になり、スーパーパワーを発揮するという全貌が見えた時は熱狂した。当時小学生だったが、クラスの男子達も話題沸騰だった(アニメオリジナルの続編であるΩが、どうしてこの設定を無くしたのかが分からない)。しかしジャンプの掲載ページはどんどん後ろの方になっていく。クロスの人気投票を行った時はビリだったと記憶している。面白いけど終わったなと思った。
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単行本が発売された時、立ち読みしようと思ったがすぐ売り切れになってしまい、出来なかったという思い出がある。その前後どちらだったか忘れたが、アニメ化の発表。ペガサスのヘアバンドがヘルメットになっていて、わかってないなあと思った。しかしクロスのコンセプトは伝わりやすそうで、今考えると良いアイディアだったのかもしれない。
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キン肉マンのアニメもそうだったが、この頃のアニメは漫画と比べると記号的な意味で洗練されておらず、どこか一時代前の泥臭さがあった。あまり好きではなかったが、クロスの装着シーンや、原作では最初だけ表現された技を繰り出す前の星座を表す構えなど、アニメというジャンルの強みを生かした演出など、やはり今考えればであるが、良質なスタッフに恵まれた作品だったなあと思う。

原作人気は十二宮編がピークだった様に思う。
自分はハーデス編にワクワクしていたのだが、周りはほとんど冷めてしまっていた。ポセイドン編が蛇足だった。今振り返っても、無くてもいい話に思えるのが惜しい。十二宮編を終えて、すぐにハーデス編を始めていたら、打ち切られることもなかったろうに。。。

藍の時代ー一期一会ー (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)

藍の時代ー一期一会ー (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)

  • 作者: 車田正美
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2015/12
  • メディア: コミック



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