SSブログ

関ヶ原の戦いは終わったけど俺たちの戦いはこれからだ!幕末漫画「風雲児たち」を読め! [歴史漫画]

「長丁場になると思いきや半日で終わった」でお馴染みの関ヶ原の戦い。先日の「真田丸」では戦闘シーンもなく終わってしまった。お金かかるからなあ。
関ヶ原1.png
さて、関ヶ原の戦いでは何が起こっていたのか。小早川秀秋の裏切りは有名で、「真田丸」でも取り上げられていた。ドラマでは触れられていなかったが、毛利が密かに徳川と裏取引していたというエピソードがなかなか面白いと思う。その辺が漫画で読めるのが、みなもと太郎の「風雲児たち」だ。
関ヶ原2.png
西軍(三成側)の総大将、毛利の分家の吉川広家が家康と内通し、戦闘に参加できないよう工作をしていたのだ。結局、布陣の段階では圧倒的有利と思われた西軍だったが、小早川、吉川の裏切りが決め手となり、戦いは家康の勝利となった。主君のためを思って家康と内通した吉川だったが、家康は吉川のみ評価し、毛利家を潰そうとする。結局大幅に領地を失って存続ということで落ち着くのだが。

関ヶ原3.png
東軍に味方した方が賢い、先見の明があると思ってしまうのは歴史を学んで結果を大筋で知っているからこそである。しかしこうしてみると、意外と家康にとっても関ヶ原に続く東征は大博打であったと思う。小早川が裏切らず、毛利が動いていたら、その後の歴史はどうなっていたであろう。
関ヶ原4.png
この関ヶ原の戦いを冒頭に持ってきた「風雲児たち」は幕末、明治維新がテーマの漫画である。前述の毛利、東軍にトラウマを残した退却戦をした島津、そして長曾我部と、幕末の薩長土佐の台頭にどう繋がるかを描く漫画だ。みなもと太郎は「アオイホノオ」でも取り上げられている漫画家。この連載は1979年に始まり、現在まで続いている。「真田丸」の脚本家、三谷幸喜も影響を受けているので、若い人にも是非読んでほしい。歴史漫画でこれ以上のものはなかなか無いと思う。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。