一級建築士が再び炎上しそうなヤリ部屋マンガ、松本救助「あの娘を落とす間取り」 [モテる漫画]
コンビニで「あの娘を落とす間取り」という本を見つけた。
どうやらヤリ部屋をテーマにしたマンガらしい。
一級建築士が関わっていて、しかも「このマンガがすごい!」ブランド。カタログスペックはバッチリ。これで会議を通らないわけがない。マンガのコンセプトもすごく良いと思うが、「このマンガがすごい!」推しという部分に一抹の不安を感じ、ネットで検索してみる。
発売したばかりのようで、あまりレビューは見かけず。すでに非商業作品として発表されていたようで、すでに一定のファンも付いているっぽい。少し内容も読めた。
「連れ込んだものの、なぜかやれないと思っていたら、ベッドとトイレが近くて小用の音が聞かれるのを警戒されていたというレイアウトの欠陥があった。」
これがこのマンガのジャブである。
家具の配置を工夫して音が聞こえないようにするというオチ。
なかなか期待ができそうではないか。
ということで購入してみたが。。。。
読んで見て「なんだこりゃ!」という内容だった。
トイレの次のエピソードは、給湯室で女子社員たちの噂になっているヤリチン社員の部屋がやばいという話。その男を嫌うセクシーグラマーのツンデレ女性上司が登場。この一見やれそうもない女性が、間取りの魔術でどうやってやられてしまうんだろうと期待させる。
「帰りのタクシーに男が強引に乗り込んでくる」←まあいい。
「資料貸すよと部屋に連れ込む」←部屋に興味があるのでまあ連れ込まれるかも。
「雨で体冷えたでしょとシャワー勧められたので入浴」←????
やられまいと警戒してる女が部屋にやってくるのは百歩譲ってあるとしても、二人っきりの部屋の中で裸になるかなあという疑問。雨で濡れたにしても、タクシーを降りてアパートに入るまでの距離である。シャワー後、アルバムを餌に寝室に呼び寄せ、そのまま押し倒すという流れ。すのこの上に布団を敷いたベッドなので高さがなく、ベッドインがスムーズというのが一級建築士の工夫の一つなんだそうだ。。。
警戒する女性上司を部屋に連れ込んで裸にさせる技術があるなら、ベッドが低かろうが高かろうが、関係ないんじゃないかなあと思う。
他に穴ぐら理論というのが紹介されており、ちょっと面白そうではあるのだが、こういうオチの理論を漫画で紹介せず、イラストと文章で解説しているので肝心な部分があまり読む気がしないのも問題だと思う。
一級建築士は9年間彼女いないらしい。
いないだけでやりまくってるのかもしれないが、あまり漫画からはそういうデティールは伝わってこない。連れ込む準備は万全だが、連れ込んだ成功体験がないから連れ込みエピソードが貧相な妄想っぽくなってしまうのではないか?そもそも連れ込む方がノウハウが必要で、連れ込みさえすれば押し倒すのはそんなにハードルが高くない気がする。せっかく連れ込めたのにつまらないことで拒否られるのを未然に防ぐためのマンガというのが読む意義になるだろうか。
(画像は「シェアバディ」)
「え?あの娘を落とす間取りを?」
「できらあ!」
そんなコンセプトの漫画はアリだと思う。しかしこの作者にはあまり有効活用できてないのでは。モーニングあたりの編集者がパクって、そこそこの漫画を軽く仕上げて、さっさとTV局に売り込んで一儲けできそう。ところが、この漫画家はこうだ。
「教師同士でこっそり付き合ってる」←わかる
「しかも不倫」←わかる
「男は寮長。その部屋で密会」←????
まず話の前提がありえない。
怪しんでいる生徒にバレないようにどういう部屋にするかという展開。
以下解決編。
筋トレグッズを置いてギシギシ音と荒い息遣いの説明に。
ベッドはハンモックでいざとなれば身を隠せる。
これはもうギャグで描いていると思うのだが、もっと正当なネタをやり尽くした後でやるべき内容だ。早々にネタ切れしてる感が半端ない。
惜しい漫画だ。
少しセクシーさも足りない。
セックスシーンを描けと言ってるわけではない。
あの二人っきりになった時の怪しい雰囲気が体感できる、それが「落とす間取り」ができた際のご褒美なのではないか。
よくよく考えてみたら、もっと使えそうなヤリ部屋マンガってすでにあった。
倉田真由美の「だめんずうぉ〜か〜」だ。
一級建築士が憤死しそうなほど浅くて下品でバカバカしいが、こっちの方が説得力がある。恋愛なんてそんなもんだ。
(画像は9巻)
ベッドは高い方がいいという説も。
(画像は15巻)
どうやらヤリ部屋をテーマにしたマンガらしい。
このマンガがすごい! comics あの娘を落とす間取り (このマンガがすごい!comics)
- 作者: 松本 救助
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 単行本
一級建築士が関わっていて、しかも「このマンガがすごい!」ブランド。カタログスペックはバッチリ。これで会議を通らないわけがない。マンガのコンセプトもすごく良いと思うが、「このマンガがすごい!」推しという部分に一抹の不安を感じ、ネットで検索してみる。
発売したばかりのようで、あまりレビューは見かけず。すでに非商業作品として発表されていたようで、すでに一定のファンも付いているっぽい。少し内容も読めた。
「連れ込んだものの、なぜかやれないと思っていたら、ベッドとトイレが近くて小用の音が聞かれるのを警戒されていたというレイアウトの欠陥があった。」
これがこのマンガのジャブである。
家具の配置を工夫して音が聞こえないようにするというオチ。
なかなか期待ができそうではないか。
ということで購入してみたが。。。。
読んで見て「なんだこりゃ!」という内容だった。
トイレの次のエピソードは、給湯室で女子社員たちの噂になっているヤリチン社員の部屋がやばいという話。その男を嫌うセクシーグラマーのツンデレ女性上司が登場。この一見やれそうもない女性が、間取りの魔術でどうやってやられてしまうんだろうと期待させる。
「帰りのタクシーに男が強引に乗り込んでくる」←まあいい。
「資料貸すよと部屋に連れ込む」←部屋に興味があるのでまあ連れ込まれるかも。
「雨で体冷えたでしょとシャワー勧められたので入浴」←????
やられまいと警戒してる女が部屋にやってくるのは百歩譲ってあるとしても、二人っきりの部屋の中で裸になるかなあという疑問。雨で濡れたにしても、タクシーを降りてアパートに入るまでの距離である。シャワー後、アルバムを餌に寝室に呼び寄せ、そのまま押し倒すという流れ。すのこの上に布団を敷いたベッドなので高さがなく、ベッドインがスムーズというのが一級建築士の工夫の一つなんだそうだ。。。
警戒する女性上司を部屋に連れ込んで裸にさせる技術があるなら、ベッドが低かろうが高かろうが、関係ないんじゃないかなあと思う。
他に穴ぐら理論というのが紹介されており、ちょっと面白そうではあるのだが、こういうオチの理論を漫画で紹介せず、イラストと文章で解説しているので肝心な部分があまり読む気がしないのも問題だと思う。
一級建築士は9年間彼女いないらしい。
いないだけでやりまくってるのかもしれないが、あまり漫画からはそういうデティールは伝わってこない。連れ込む準備は万全だが、連れ込んだ成功体験がないから連れ込みエピソードが貧相な妄想っぽくなってしまうのではないか?そもそも連れ込む方がノウハウが必要で、連れ込みさえすれば押し倒すのはそんなにハードルが高くない気がする。せっかく連れ込めたのにつまらないことで拒否られるのを未然に防ぐためのマンガというのが読む意義になるだろうか。
(画像は「シェアバディ」)
「え?あの娘を落とす間取りを?」
「できらあ!」
そんなコンセプトの漫画はアリだと思う。しかしこの作者にはあまり有効活用できてないのでは。モーニングあたりの編集者がパクって、そこそこの漫画を軽く仕上げて、さっさとTV局に売り込んで一儲けできそう。ところが、この漫画家はこうだ。
「教師同士でこっそり付き合ってる」←わかる
「しかも不倫」←わかる
「男は寮長。その部屋で密会」←????
まず話の前提がありえない。
怪しんでいる生徒にバレないようにどういう部屋にするかという展開。
以下解決編。
筋トレグッズを置いてギシギシ音と荒い息遣いの説明に。
ベッドはハンモックでいざとなれば身を隠せる。
これはもうギャグで描いていると思うのだが、もっと正当なネタをやり尽くした後でやるべき内容だ。早々にネタ切れしてる感が半端ない。
惜しい漫画だ。
少しセクシーさも足りない。
セックスシーンを描けと言ってるわけではない。
あの二人っきりになった時の怪しい雰囲気が体感できる、それが「落とす間取り」ができた際のご褒美なのではないか。
よくよく考えてみたら、もっと使えそうなヤリ部屋マンガってすでにあった。
倉田真由美の「だめんずうぉ〜か〜」だ。
一級建築士が憤死しそうなほど浅くて下品でバカバカしいが、こっちの方が説得力がある。恋愛なんてそんなもんだ。
(画像は9巻)
ベッドは高い方がいいという説も。
(画像は15巻)
このマンガがすごい! comics あの娘を落とす間取り (このマンガがすごい!comics)
- 作者: 松本 救助
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 単行本
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