羆嵐!三毛別事件が生んだ凄腕クマハンターにRT嵐!あれ?なんか矢口高雄の「野性伝説」と違うぞ?という話。 [時事ネタ]
最近、また「野性伝説」記事のアクセス数が伸びてるなと思ったら、Twitterで三家別事件の話がリツートされまくっていたらしい。
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三毛別ヒグマ事件は概要の恐ろしさもさる事ながら、事件を経験した村の少年が熊絶対殺すマンな猟師になって生涯熊を狩り続けて熊殺しマスターになり、事件から70年後の70回忌の式典での講演中に倒れて三毛別事件の同日に亡くなるという因縁とか怨念とかを感じさせる後日談がヤバい
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まとめサイトの見出しを見ると、熊に襲われて殺されまくった子供の唯一の生き残りが成長して狂気の熊ハンターに!みたいな書かれ方されてるので、そんな話だったかなと「野性伝説」を読み返す。生死に耐えないぐらい子供が殺されるこの漫画。熊に襲われて生き残る子供はいますが、のちの凄腕クマハンターになる大川氏は直接襲われたわけではなく、熊対策本部が設置された民家の子供。後半生はさほどドラマチックでなく淡々とダイジェストで描かれていました。
それにしても熊が子供を襲うシーンは本当に正視に耐えない。グロいまんがは嫌いだが、この漫画のグロさはインスタ映えするグロさではなくて、神経にくるグロさだ。コピペしようかと思ったが、やっぱり無理だ。被害者の多くが子供というのがポイントか。
子供どころか胎児まで殺されているし。この漫画をみんなが読んでいれば、人里に現れた熊をもうちょっとメルヘンチック&ファンタジーに、かつインスタ映えするように対処しろという人もいなくなるのではないか。
あれ?
調べていて疑問に思った。
矢口高雄の「野性伝説」には大川春義氏は昭和59年に亡くなったとある。昭和59年は1984年である。しかしウィキには1985年に亡くなったとある。どちらが本当なのだろう。
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1985年12月9日、三毛別羆事件の70回忌の法要が行なわれた。大川は町立三渓小学校 (のちに廃校) の講演の壇上に立ち、「えー、みなさん……」と話し始めると同時に倒れ、同日に死去した。大川は酒も煙草もやらずに、当日も朝から三平汁を3杯平らげ、健康そのもののはずであった。その大川が事件の仇討ちとしてヒグマを狩り続けた末、事件同日に急死したことに、周囲の人々は因縁を感じずにはいられなかったという[1]。
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85年説のウィキのソースは「ほっかいどう100年物語」というラジオ番組を書き起こした本。2008年に発行された第8集にあるようだ。それより10年前の1998年に発行された矢口高雄の「野性伝説」では命日が重なったのは『偶然の一致というには出来すぎたドラマと言わざるを得ない』とまで言っているのに、70回忌とかスピーチの最中に亡くなったとは一切触れていない。
省いたのかもしれないが、現地取材を行って親族と打ち解けて大川氏が仕留めた熊の毛皮までいただいた矢口氏が大川氏の亡くなった年を間違えるだろうか。
三毛別ヒグマ事件は概要の恐ろしさもさる事ながら、事件を経験した村の少年が熊絶対殺すマンな猟師になって生涯熊を狩り続けて熊殺しマスターになり、事件から70年後の70回忌の式典での講演中に倒れて三毛別事件の同日に亡くなるという因縁とか怨念とかを感じさせる後日談がヤバい
— 幣束 (@goshuinchou) 2017年10月31日
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三毛別ヒグマ事件は概要の恐ろしさもさる事ながら、事件を経験した村の少年が熊絶対殺すマンな猟師になって生涯熊を狩り続けて熊殺しマスターになり、事件から70年後の70回忌の式典での講演中に倒れて三毛別事件の同日に亡くなるという因縁とか怨念とかを感じさせる後日談がヤバい
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まとめサイトの見出しを見ると、熊に襲われて殺されまくった子供の唯一の生き残りが成長して狂気の熊ハンターに!みたいな書かれ方されてるので、そんな話だったかなと「野性伝説」を読み返す。生死に耐えないぐらい子供が殺されるこの漫画。熊に襲われて生き残る子供はいますが、のちの凄腕クマハンターになる大川氏は直接襲われたわけではなく、熊対策本部が設置された民家の子供。後半生はさほどドラマチックでなく淡々とダイジェストで描かれていました。
それにしても熊が子供を襲うシーンは本当に正視に耐えない。グロいまんがは嫌いだが、この漫画のグロさはインスタ映えするグロさではなくて、神経にくるグロさだ。コピペしようかと思ったが、やっぱり無理だ。被害者の多くが子供というのがポイントか。
子供どころか胎児まで殺されているし。この漫画をみんなが読んでいれば、人里に現れた熊をもうちょっとメルヘンチック&ファンタジーに、かつインスタ映えするように対処しろという人もいなくなるのではないか。
あれ?
調べていて疑問に思った。
矢口高雄の「野性伝説」には大川春義氏は昭和59年に亡くなったとある。昭和59年は1984年である。しかしウィキには1985年に亡くなったとある。どちらが本当なのだろう。
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1985年12月9日、三毛別羆事件の70回忌の法要が行なわれた。大川は町立三渓小学校 (のちに廃校) の講演の壇上に立ち、「えー、みなさん……」と話し始めると同時に倒れ、同日に死去した。大川は酒も煙草もやらずに、当日も朝から三平汁を3杯平らげ、健康そのもののはずであった。その大川が事件の仇討ちとしてヒグマを狩り続けた末、事件同日に急死したことに、周囲の人々は因縁を感じずにはいられなかったという[1]。
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85年説のウィキのソースは「ほっかいどう100年物語」というラジオ番組を書き起こした本。2008年に発行された第8集にあるようだ。それより10年前の1998年に発行された矢口高雄の「野性伝説」では命日が重なったのは『偶然の一致というには出来すぎたドラマと言わざるを得ない』とまで言っているのに、70回忌とかスピーチの最中に亡くなったとは一切触れていない。
省いたのかもしれないが、現地取材を行って親族と打ち解けて大川氏が仕留めた熊の毛皮までいただいた矢口氏が大川氏の亡くなった年を間違えるだろうか。
野性伝説 コミック 全7巻完結セット (ビッグゴールドコミックス)
- 作者: 戸川 幸夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: 単行本
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