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出会いは回転寿司みたいなものだと思う。そこで思い出す島本和彦の「マンガの壺」 [モテる漫画]

全然ロマンチックな例えじゃ無いけど、出会いって回転寿司みたいなものだと思う。もうこんなに好きな女の子には出会えないって思うけど、そんな子が何回も流れてくるものだ。一度は取り損ねたその子が、また流れてくることだって長い人生にはあるかもしれない。

問題なのは、その子が流れてきたときに掴める力があるかということだ。この回転寿司は、誰でも好きなネタが取れるわけでは無い。生まれ持ってなんの努力もせずに「取れる」人もいるが、割と多くの人が努力を重ねて「取る力」を身につけている。運も大事だ。タイミング次第で取れるものも取れなかったり、本来取れないものが取れたりもする。

 
島本和彦の打ち切り漫画、「インサイダーケン」終了直後の短編に「インターミッション」というのがある。見えざる世界に「マンガの壺」というものがあり、そこに数々のネタが沈んでいるが、実力がなければつかみ出すことはできない、という設定で名作誕生の瞬間を表現している。
マンガの壺1.png
今回の話はコレに似ているような気がする。
マンガの壺2.png

 
アイドル並みに可愛い女の子に振られてからアレコレ努力して、まだ自分に伸び代があることを知った。過去最高に良い自分になってると思う。あとでまた書くが、PDTの二回目があり、前回の女性に指摘された部分が、今回の女性は全く感じないと驚いていた。努力は怠ってこなかったつもりだったが、まだまだ足りなかったということだ。あのとき、自分がこの状態だったらなと後悔は尽きない。でも、今だったら通用するかというのは正直わからないけども。

 
実は、アイドル並みに可愛い子以上に可愛い子と、むかし知り合ったことがある。バイトの後輩で、若い男から汚いオッサンまで、まるでスタンド攻撃を受けてるかごとく、連絡先を渡されまくっていた。その彼女と仲良くはなれたと思うが、彼女は俺のことを恋愛対象には見れなかったようだ。この時期、俺は結構調子がよかった。他にも行けそうな女の子が2人いて、うち1人から人生唯一の告白された。いま理由に気づいたが、それを断ったのは間違いなく彼女の存在があったからだ。
マンガの壺4.png
(画像はその彼女の書いた文章。ハニカミ顔が良いというのは今回のPDTの女の子にも言われた)

彼女とお別れしたとき、もうこんな女の子には二度と会えないと思った。アイドル並みに可愛い女の子が俺の前まで流れてくるのはそれから約10年後。奇跡といえば奇跡だけども、努力を続けていたからこそ、そのとき彼女からデートを誘われるぐらいの実力は身についていたわけだ。10年の間、容姿ではその2人に劣るけども、普通に結婚したいレベルの女の子が何人も流れてきた。

 
面倒くさいと思って嫌になることも多々ある。
取り乱して相手に不平不満を叩きつけたいという衝動に駆られるときもある。
でも必ず次のチャンスは来る。
失恋して努力を怠るのは勿体無い。
常に自分を最高以上の状態にして待ち構えないと損だ。

 
ちなみに「インターミッション」のオチは、小粒の作品を抱えすぎて「インサーダーケン」を落としてしまった炎尾燃が、「金の斧、銀の斧」よろしく出てきた壺の精霊に二つの作品を与えられるというもの。
マンガの壺3.png
そのうち一つは、この後すぐ連載を始める「ワンダービット」なのだが、もう一つの作品については「あとがき」でそのうち読めるかもしれないと匂わすのみに留めており、現在まで言及されているのを見たことがない。現在の島本和彦の実績からこじつけて考えてみると、「アオイホノオ」になるのだろうか。両作品には15年ぐらい間隔があるけども。。。

 

ワンダービット インサイダー・ケン編 (アスキーコミックス)

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  • 作者: 島本 和彦
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  • 発売日: 1992/11
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