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るろうに剣心、スタンドバトルを始める? [注目作品]

U-NEXTのオマケでジャンプスクエアを購入。
るろうに剣心北海道編がスタンドバトル化の気配。
まさかとは思うけども。

新敵キャラの凍座白也(イテクラビャクヤ)が斎藤一の牙突を受ける際に、
「それがお主の闘姿(とうし)か!!」とか言い出す。
凍座には斎藤が刀を咥えた狼の姿に見えているらしい。
闘志2.png

なんだこりゃ。
ワンピースにおける覇気的な、新しいファクターをバトルに持ち込む流れか。

そのあと再登場した三島栄次が斎藤に加勢する。
少年漫画のバトル中に銃で警告という、なんの脅しにもならないようなことをしつつ、それも承知で一瞬でも隙ができれば斎藤一がなんとかしちゃうぞという啖呵切りが素晴らしい。

で、その三島栄次の闘姿は「ツノを隠した小鬼」なんだそうだ。
闘志3.png
なんだかなあ。

 
ジョジョのスタンドバトルは斬新だった。
登場人物の本質を表す別のイメージをもう一つデザインし、その本質同士で攻防させる。横山光輝の「バビル二世」のイメージが荒木飛呂彦にはあったようだが、スタンドバトルは同じ横山光輝の「鉄人28号」に近い。主人公が変身する少年漫画は多かったが、分身する(残像拳的な意味ではないよ)漫画はごく僅かだったのかもしれない。

 
るろ剣の「闘姿」で思い出したのは「空手小公子物語」。
「空手小公子小日向海流」のテコ入れとして2013年ごろリスタートしたこの漫画は、リアル格闘技における攻防を、全く別の表現で解説できないかというコンセプトだった。スタンドのように、生命のイメージを主人公が見ることができるのだ。例えばガードが堅い選手を「城」に例え、ちっちゃい兵士が攻略して行く描写がなされた。結果、50巻続いた作品の続編の空手小公子物語は6巻で打ち切られた。
闘志1.PNG

 
もっとその前に似たようなコンセプトの漫画があったような気がする。
2003年〜2011年に連載された山本英夫の「ホムンクルス」なんかどうだろうか。

殺し屋1で話題になった作家の意欲作で、新時代の漫画だと一時期かなりもてはやされた。脳手術によって人間の本性のイメージが見えるようになり、そのイメージを手掛かりに、さらにイメージに直接手を加え攻略して行く内容だったように思う。観念的な面白さはあったが、エンタメとして作品を着地させる気がない感じが自分はあまり好きではなかった。スタンドバトルっぽさがほとんど感じられなくなっているのは作者の力量というものか。
闘志4.png

 
さて、るろうに剣心北海道編は今後どうなるのだろうか。
まさかスタンドバトルにはならないと思うが。
それにしても絵はすごく良くなってきている。
スッキリして読み易い。

宝塚版も上演されるらしい。
実写映画の続編はどうなるのか。

 

るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─ 1 (ジャンプコミックス)

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  • 出版社/メーカー: 集英社
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