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ファンでもある有名映画評論家が脚本した映画を面白くないだろうなと思って見たら、やはり面白くなかった [日記]

作業しながらアマゾンプライムで色々映画を見た。

アイアムヒーロー
やたらコンパクトにまとめたなという感じ。
ヒロインの女子高生が反ゾンビ化してスーパーパワーを手に入れてしまう原作にもあった流れが、妙にマンガチックに浮いているように感じた。これだと、その力によって物語を解決する展開になるのかなと思ってしまう。原作知らなかったらの話だが。

銀魂
何度か読もうと思ってるけど挫折している。(アニメも)
面白いし笑える。動く橋本環奈を見たのはこれが初めてかもしれない。
結構攻めてるし、これで大ヒットできるというのはすごい幸福なことだと思う。
こけていても何も不思議に思わないけども。

進撃の巨人(前後編)
これはダメだ。
町山さんの脚本は絶対失敗するだろうなという眼でどうしても見てしまうけども。
この人の本は10冊持っているが、脚本家じゃないから。

こんなんにしてしまって、一体どういう釈明をしてるのかなと調べて見たら、原作者のいう通りやったとか、原作のキャラクターの外人を日本人に変換しないととか、むしろ負けて当然の実写化不可能なプロジェクトに立ち向かう俺らかっけえとかまで言いだす始末。

まず、映画作りという団体作業(しかもこんな大作)で、実績のない人が思い通り作れるわけがない。それでもヒットを飛ばすのが才能、という至極当然の理屈が頭に浮かぶ。

もう一つ失敗の理由と思えるのが、映画化が早すぎたということ。
子供の頃見たものだったら、大人の目で見て違和感ある部分も原作に忠実に再現しようとするだろう。これが大人だと、「ここおかしいよね。所詮子供騙しだよね。大人っぽく修正したろ!」ってなってしまう。原作者ですら原作を大事にしなかったというのは皮肉だ。

この映画の良い点は2点。
ケツが良かった。

主人公がよくわからない女キャラクターに言い寄られたところのケツ(でも見せ方が良くないと思う)。あと桜庭みなみが光っていた。引き込まれた。誰だこの子と検索して出てきたケツが良かった。
ななみ.jpg

こういう失敗映画を作ってしまうことで大恥をかいた町山さんの映画批評はどうなって行くのか。もちろんより深みのあるものになって行くのは間違いない。批評というのは本質に触れたように見せかけた全然別のものを提示していかに錯覚させるかとい技術だ、と言えないこともない。読んだ人に、こんなの俺でもできると勇気を与える装置なのだ。

 




町山智浩の「アメリカ流れ者」

町山智浩の「アメリカ流れ者」

  • 作者: 町山 智浩
  • 出版社/メーカー: スモール出版
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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