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原作レイプはしませんが、TVアニメでもしっかりレイプを描く「ゴブリンスレイヤー」漫画版を大人買い [名作紹介]

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60過ぎの実家の母が「女騎士、経理になる」を、「勉強になる」と気に入って読んでいる。この漫画は、オークに凌辱される運命の女騎士が「くっ、殺せ」と言うおきまりのシチュエーションのパロディなのだけれども、母はそんなことを知る由もない。

結構前からゴブリンに冒険者たちが凌辱される漫画がまとめサイトで話題になっていた。たとえ沙村広明が描こうとも、ハードSMは苦手なので「ひどい趣味しとるなあ」ぐらいにしか思わなかった。その漫画が最近TVアニメ化されたとかでまた話題になっている。驚いたのは、凌辱シーンをちゃんと描写していたこと。もちろんそれほど露骨でなく、かといって盛大にカットするでもなく(DVDでお楽しみくださいでもなく)、シーンの深刻さがしっかりと伝わるよう、手間暇かけてきちんと描写されていたので感心した。

TVアニメでこれほどまでに攻めた表現をさせるとは、この原作、只ごとではないリスペクトをされてるなと思った。ただのなろう小説ではない(ちなみに「なろう」ではないらしい)。興味が湧いて検索してみると、1巻全部無料で読めた。面白かったので、全巻買ってしまった。

タイトルは「ゴブリンスレイヤー 」
いわゆるRPGな世界観が舞台。どこかで大魔王と勇者の一大決戦が始まろうとしているのだけど、主人公はそれらに全く関心を持たずにゴブリン専門に狩をしているというのが話の骨子。このゴブリン、かなり厄介な感じに描写されている。生態系もしっかり考証されており、主人公はそれらを研究し尽くし駆除に乗り出すプロフェッショナルだ。それでも毎回一歩間違えれば全滅の危機という緊張感が途切れない戦闘が続く、という素晴らしさ。

元は「やる夫はなんたらをはじめるようです」とかいう解説一人語り掲示板で好評だったネタの小説化だという。ウィキにバットマン的と描いてあって、なるほどなと思った。ちなみに主人公は基本鎧兜を脱がず、素顔も描写されないというのが漫画の文法的にも面白い。漫画にしろ、実写映画にしろ、覆面主人公は敬遠されるものである(ラストバトルでは脱いだりするでしょ)。ちなみに目は赤く光る。

なろうくささはどうかという問題だが、虐殺シーンや凌辱シーンのやり過ぎ具合などが一番それっぽさを感じるが、通して読んでみると必要なシーンということがわかる。悲劇を避けるために、描写が容赦ないのだ。主人公がコミュ障だがモテるというのはなろうっぽいが、世界観の危険さのリアリティが半端ないので、無口な職人であろうと仕事ができる男に女がなびきやすいのはアリかもしれない。

ちなみにこの主人公は子供であろうとゴブリンであれば容赦しない。
日本みたいに平和な国に住んでいると、「無人島ぐらいあげちゃえば」とか「熊を退治するの良くない」とか「免罪の可能性があるから死刑反対」とか「武器を放棄すれば戦争も起こらない」とか段々と生きるための本能が狂ってくる人が現れるので、このさき世の中はどーなっちゃうのかねえと思っていたのだが、こういう作風が現れてくるのは素晴らしい。その辺はネット社会万歳というところなのだろうか。スクエニ出版という新興勢力だからこそ放れる球なのか。

作画担当も素晴らしい。ページが白いときは微妙なのだが、黒くなると別人のように絵に重厚さが増すという、見たことないタイプの漫画家だ。贅沢を言いたいとすれば乳の描写だ。巨乳から貧乳までバリエーション豊かなのは良い。上手いと思う。しかし4巻で出てくる奇乳はどうだろうかと思う。乳袋でおまけにポチまであるじゃあねーですか。下品だ。性差別だ。

 

[まとめ買い] ゴブリンスレイヤー

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