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ウーマンラッシュアワー村本に悪の秘密組織を倒したあとのグランドデザインはあるのか?島本和彦の「ワンダービット」 [時事ネタ]

またまたウーマンラッシュアワー村本が炎上してるらしい。

どうなんかねこの人。
今後、食えていくのかが気になる。
左系のメディアから重宝されて食いっぱぐれはないだろうけども、本当の意味での芸人として生きていくことはできるのだろうか。こないだもTVでど直球の政治ネタやって賛否を呼んでいた。そこを直球にせずに包み隠して意味合いを変えないというのが芸だし、番組に呼んでくれた人へのマナーだと思うんだけど。
メサキング1.png
「味いちもんめ」20巻より。この「店の雰囲気に合いませんよって」という断り文句がすごい好き)
昨年末と今年の年始のTVで干されたらしいが、今回は呼ばれるのだろうか。注目したい。


中国に尖閣くれてやれって言ったら炎上したのに、辺野古をアメリカに差し出すとは何事じゃ、というのが今回の村本さんの主張らしい。なかなか痛いとこつくのう。

でもまあ左系の思想って基本、汚れ仕事を引き受ける気概がないよね。
国を守る仕事を汚れ仕事というのもなんだけど。
国防のことを考えたらどこかに基地を作らなければいかん。
結局どこに基地を建てたって反対は出る。

誰かに迷惑をひっかぶって貰うようにお願いする。
それがみんなを守るための責任者の仕事なんだけども、左の人から見るとこれがとんでもない悪人になってしまう。
村本さんは正義のヒーローのつもりなんだと思う。
ただ、目先のことしか考えていない。
メサキングだ。
メサキング2.png
誰かが泥を被っているからこそ、ヒーロー気分でいられるのを恐らく一生気付かないのだと思う。
住んでいる人の気持ちと、国防のことは切り離して考えるべきとか言ってるし。
そこを切り離せないから勧善懲悪で語れない問題なんだよ。

メサキングで思い出して、島本和彦の「ワンダービット」4巻を読み返したのだが、冒頭の書き下ろしエピソードもなかなか深い。ついに悪の秘密組織を倒したヒーローだったが、「人になんちゃらの心がある限り、私は必ず蘇る」系の定番の捨て台詞を吐かれ、落ち込んでしまう。ヒーロー業界は、この定番の捨て台詞を何十年も克服できていないことに憤る。

その憤りのエネルギーを定番の捨て台詞を克服するために使えばとアドバイスされるが、何をしていいのか思いつかない。
メサキング3.png
「キミは悪の理想を打ちくずしたヒーローだろ。悪のそれ以上の理想があるはず。その理想で世のなかを動かして見たらどうだ。」
「まさかそれもできんくせに…、一個人の感情でひとつの組織を壊滅させたんじゃないだろうな!」
「まさか…あとのことまで考えずにやったのか!?感情的に許せないだけでやったのか!?それがキミの正義か!?」
メサキング4.png
「わからん、俺は『悪は許せん』ことはできるが…、『許せない悪を倒す』こともできるが…、そのあと何をどうするべきなのかなんて考えたこともない!!」
「それよ!それだからまた人の心から悪の首領が目覚めるんだわ!」
「そう考えると…”やつら”のほうがもしくは人類規模の見地に立って物事を考えていたのかもしれんな…」

 
村本さん的には日本政府は悪の秘密組織ショッカーなのだろう。
平和な海を汚し、住民を追い払い、悪の秘密基地を建設していた。
だがそれは、それに反対する自由をも守るための行為でもあるのだ。

ちなみに原作だとショッカーの正体は日本政府だったんじゃなかったっけ。



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