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【訃報】scan snap iX500、お亡くなりになる。 [自炊]

去年は忙しくて全然電子化作業が進まない1年。。。だったと思ったのだけど、数えてみたら150冊以上は電子化していた。2、3日に一冊は電子化できていた計算になる。150冊といえばすごい数である。それでも実家の書棚は本が溢れていってるので、やむなく何冊か捨てた。

今年は一日一冊ペースを目指そうと誓いを立て、オーバーペースでもう21冊電子化してしまっている。そんな折、スキャナのiX500が死んだ。

トレイを折りたたんだところ、金属疲労で欠けたようなプラスチックのカケラが転がっていた。どこのパーツなのか。探してみたがちょっとわからない。材質的にiX500のものなのはほぼ間違いないと思われる。モノクロページは大丈夫なのだが、カラーページを上手く排出できなくなってしまった。
死んだ.JPG

このスキャナは死んだ。

そう思ったのは、黒崎一人の「55歳の地図」の最後の1ページである背表紙を電子化している時に起こったからかもしれない。55歳〜はホームレスに落ちぶれた漫画家が、死に場所を求めてお遍路旅に出るウルトラ傑作だ。
死んだ2.png
(絵の下部分がびろーんと伸びているのがお分かりいただけるだろうか)

iX500を購入したのは2013年7月。
もう5年半使い続けていたという事実にビビる。
入学した小学生が、いよいよ卒業を迎えようとしている期間、自分は電子化作業を続けていたわけである。それでも書棚の本は増え続けていた。

総スキャン枚数は46万9096枚。
以前使っていたS1500Mは、記録(買い替えを宣言した半年前の記事)に残っているところでは40万9209枚。こうなると、富士通製品は40万枚寿命説というのが見えてくる。

S1500Mは2011年12月の購入なので、2年半は使い続けた。S1500MとiX500は供にクオリティが高かったと思うが、ix500にバージョンアップされて最大に良かったと思うのはコストパフォーマンスである。S1500は定期的に消耗品パーツを買い替えなければならなかった。iX500にも消耗品の項目があり、また定期的な買い替えを覚悟していたのだが、この5年半、ついに一度もパーツの交換を必要としなかったのである。

プリンタのインクのように、スキャナもそういうところで稼ぐスタイルなのかと思っていたが、いやいや初期費用以外お代は一切いりませんよというストイックな設計。スキャナ界のナンバーワンたるscansnapブランドの気高い精神性は、終わる平成史の奇跡の偉業として心の中で称え続けていきたい。

というわけで、早速昨年末に発売されたばかりの新型、「ScanSnap iX1500」を購入した。名機だという保証はない。スタイリッシュだったiX500のデザインと比べて、ファミリー層も取り込みたいのか丸っこいデザインになってしまったところに不安を感じる。ではあるが、2台続けて名機だったscansnapの新型である。初代もありえないぐらい名機すぎて、ix500を買うときは不安だったものである。期待したい。

 




富士通 シートフィーダスキャナ ScanSnap ブラック FI-IX500A-P

富士通 シートフィーダスキャナ ScanSnap ブラック FI-IX500A-P

  • 出版社/メーカー: 富士通
  • メディア: エレクトロニクス


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