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30年後の今でも様々な影響を俺に与え続けている漫画、前川つかさの「大東京ビンボー生活マニュアル」 [名作紹介]

前川つかさの「大東京ビンボー生活マニュアル」、久しぶりに読み返してみると、小・中学生ぐらいの頃に読んだ内容が現在まで色々影響を引きずっていることに気づく。

のり弁
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それほど食べないけども、時々食べるのはビンボーマニュアルの影響だ。磯辺揚げとキンピラの胡麻和えが入ってるのが好き。羊頭狗肉のこの時代において、おかずの内容を考えると控え目な商品名という解説は、今読んでもなるほどと思う。

ところで、この時代はお弁当屋さんの商品のことを「ホカ弁」と言うのが一般的だった。今や死語である。当時、業界首位だった「ほっかほっか亭」からきている言葉らしい。今や自分の周辺では「ほっともっと」しか無いけども、ほっかほっか亭もまだ存在し続けているらしい。


コーヒーはまずブラックで
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こだわりの強そうな店主の店でコーヒーを飲む話がある。「まずブラックで2、3口味わってからミルクなり砂糖なりをいれるといいと思います。」というルールというかマナーというか。コーヒーを飲む機会もそんなに多くは無いのだけれど、飲むときには必ず思い出す。そしてビンボーマニュアルのコースケと同じく、美味しかったのでそのままブラックで飲んでしまうのである。

ちなみに右手の筋が痛くなって腱鞘炎を疑うとき、やはり必ずこの漫画を思い出す。

 
ビンボーマニュアルは、ご飯が美味しそうな漫画でもある。
牛丼ガイジと呼ばれるぐらい、牛丼も印象的だが、この漫画で私が一番うまそうだなと思うのはカツ丼だ。「1センチもある肉にコメはササニシキ。なのに値段は400円だ」。やっす!
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ちなみにササニシキは私の世代では最高級米として崇め奉られていた。ゆうきまさみの「究極超人あ〜る」などでもその影響が顕著だ。それが今や絶滅寸前だそうである。


 
古本屋に言い値の5千円で本を売る紳士の話もインパクトがあった。

コースケが臨時で古本屋の店番をしていると、紳士が本を売りにやってきた。ちなみにコースケは買い取りは初めて。紳士はすごく押しが強い。
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「値段は私が決める。ここの店主もそれで納得するはずだ。」

「五千円でどうだろう?」

当時、ブックオフなども無かった時代だったが、この価格設定はインパクトがあった。当時自分が買ったことのある一番高い本でも講談社の「仮面ライダー怪人大全集」の2800円だ。5千円はまんだらけ(やっぱり当時は無いけれども)が希少品として買い取るような価格である。

コースケは読んでみて「いい本だった」という感想を持ち、それで買い取ってしまうのである。。。そして帰ってきた店主も「妥当」と納得してしまうのだ。ちなみにこの紳士は奥さんを亡くして、持ち物を整理し始めたんじゃ無かったっけかな。

 




仮面ライダー怪人大全集

仮面ライダー怪人大全集

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1986/09
  • メディア: 大型本



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