近年、自分の中でウルトラメガヒットを飛ばした唯一の少女漫画「友だちの話」

勉強のために少女漫画を読むノルマを自分に課したことがあったが、長くは続かなかった。そんな中で、唯一「これだ！」と、自分の中でウルトラメガヒットを飛ばしたのが「友だちの話」。原作は「俺物語」の河原和音。話も良ければ、山川あいじの絵も良すぎる。

自分の周りの反応といえば、賛否が分かれたりもするのだが。めちゃくちゃ面白いと言う人もいれば、何が面白いのかわからないという人もいる。ちなみに単行本同時収録の別の短篇は全然心に響いてなかったりもするので、作家を追いかけるということもしていない。とにかくこの「友だちの話」の３編が心に響き過ぎた。


美人すぎて、あちこちの人から告白されまくる女子高生「もえ」。簡単にOKする「もえ」だったが、返事に必ず付け加えるのが「私と付き合うってことは英子（えいこ）と付き合うってことだから、英子を私より大事にしてね」という条件だった。


お人よしすぎる「英子」は「もえ」の同級生で親友。「もえ」の出した条件をよく理解しないまま、二人に関わろうとする男たちによって翻弄される英子。徐々に浮き出てくる二人の友だちの話。

友だちの話 (マーガレットコミックス)

• 作者: 山川 あいじ
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2010/10/25
• メディア: コミック

友だちの話 (マーガレットコミックスDIGITAL)

• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2010/10/25
• メディア: Kindle版