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時間を超えた名作と新作の夢の対決は成立するか!? [心に残る1コマ]

A:あるまとめに「ナルトやワンピースだって今連載したら通用しないと思う」ってコメントがあってびっくりした。こういう話はドラゴンボールや北斗の拳とかがよく挙げられるけども、もうワンピースやナルトが挙げられる時代になってしまったのか!って驚いた。ワンピースはまだ連載してるのに!

B:逆に、「進撃の巨人」が20年前に連載始まってたらライバル多すぎてヒットしてなかったという意見も興味を引いた。

 
A:【過去の作品が現在の作品に挑むパターン】
実際通用はしないと思う。通用するんだったら載せてるだろう。だが載せないのが、作品として劣っているかという話ではない。露出の場として現在は適していないというだけだ。

B:【現在の作品が過去の作品に挑むパターン】
20年前を1999年だとすると、逆に手薄な感じがするがどうだろう。ジャンプの発行部数も最盛期から290万部も落ちている。失神しそうな数字だ。

それに漫画というメディアは、作者好みの様式を模倣しアレンジしていく文化だ。

荒木飛呂彦は
音楽の素晴らしさは連続する音の美しさであり、モーツァルトは『音符1つとしてカットできない』と皇帝に向かって言ったし、生命も連続するDNAという鎖でできている。そう考えると、この世には連続するどうすることもできない「運命」というものが存在するのを認めざるを得ない。「ジョジョの奇妙な冒険」63巻
…と言った。なんか通ずる部分がないか。

未来の作品を過去に持っていくことはできない。
目立つところで、2009年連載開始の進撃の巨人の立体機動兵器は2003年サム・ライミ監督の映画「スパイダーマン」からの影響があると思われる。殺陣は全盛期のMMA選手の岡見勇信に影響されていて、これも2006年ごろの話。進化論的には進撃の巨人は1999年に出現しないのだ。すればオーパーツだ。ひょっとしたら今よりもっと話題になったかもしれない。

 
益のない話である。
そもそも面白さは数値化できない。
誰しも多感な頃に見たものが一番面白いに決まってるし、同世代だってどういう環境で過ごしたかで何が面白いかが変わる。性癖も人それぞれ。

荒木飛呂彦は
『グッとくる映像』には、まだ続きがありまして、刑事が犯人を追跡する映像では『雨が降ってる』とすごく良いですねェ……。どんなところがいいのかって言うとその理由がさっぱり言葉では説明できないところが、『グッとくる映像』なんですねェ。刑事には雨です。それともうひとつ。『男がひとり馬に乗って荒野を行く』って映像を子供の時、初めて見た時は誰かが、すでに教えてくれたのか、「カッコイイ」というのは、こーゆう事なのだと本能的というか、すでに知っていたような気がしてならない。「ジョジョの奇妙な冒険」59巻
…と、語っている。


発行部数にしたって、人口や物価の影響もある。
まあヴァンダムとスタローンどっちが強いみたいな子供が話すレベルなのかもしれない。信長の野望と三国志で戦ったらどっちが勝つとか考えるのも面白いだろう。
砂場.png

何はともあれ一番ダメなのは、「俺の世代が最高。ほんっとに今はダメになった」、こういうことを言い出す輩だ。自戒したい。

 

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