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精神医学はデタラメ?子供を診せる前に一度は読んでおきたい内海聡の「大笑い!精神医学」 [注目作品]

こないだ「うつなんて病気じゃないよ」と言う人と遭遇した。今時珍しいなあと思って、「セロトニンがね。。。」とか説明したのだが、納得できない様子。その翌日、Kindle読み放題で「大笑い!精神医学」を読んで衝撃を受けた。その本によると、うつは存在せず、精神医学の世界はデタラメだらけだということだ。
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大西巷一の拷問漫画など読んでわかるのだが、外科というのは外道な道を辿って今がある。精神医学も同じ道を辿っても、言われてみれば当然という気もする。しかし有名な実験であるパブロフの犬が30回実験して、2回しか得られてない結果を持って仮説が実証されたと歌ってるのは知らなかった。(追記:ちょっとネットで検索してみたが、作者のフェイスブックしか情報が出てこない。。。ソースはあるのだろうか?)

「大笑い!精神医学」を読んでいてあまり全て理解しきれた気はしないが、とりあえず薬がダメだそうだ。麻薬と一緒で、処方されている人がいきなり止めるのも危険と説いている。これはよく言われていることだが、精神科医にかかれば全て病気にされてしまう。患者を薬漬けにすればするほど儲かるのはどの医者も同じだが、そんな感じで私服を肥やしているそうなのだ。

しかし、この本の内容をあまり鵜呑みにできないなあと思うのは、かなり表現者として不器用な印象であるからだ。極端というか、ロジックの組み立てが雑に感じる。よくないのは、勧善懲悪だということだ。批判対象の憎さからクソミソにけなし過ぎ。挿絵的に挿入されている漫画では、悪役が明らかに言ってない言葉を捏造しているコマもある。国民はもっと怒らなけらばならない!と叫んでいるプロ市民と同じ印象を受けるのだ。タイトルも良くない。「大笑い!」は「嘲笑」の意味なのだ。
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色々と説明も足りない。
ならば著者が精神科をやっているのはなんなのか?そこに正しい医療行為があるのなら、それをまず知りたいと思う。この本からは、明日にでも全て精神科を消滅させろという風にしか読めなかった。まあ、本職は医者だし、調べてみると講演やYouTubeなどで布教活動しているようなので、それらを知るキッカケとして、この本を出したのは有効な一歩なのかもしれない。

精神医学は、キチガイや反権力的な思想を都合よく封じ込める手段であるという。
もっと身近な話題で言えば、いうことを聞かない子供に使われているのが問題だという。著者によるとADHDは存在せず、子供の個性だという。薬を使った治療は取り返しがつかない結果になることがあるそうだ。この本を読むかどうかはともかく、子供をもつ親は医者にかかる前に一考してほしい情報だと思う。
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うーん、「ブラックジャックによろしく」とか「サイコドクター」とか、「マンガで分かる心療内科」とか、もう一度読み返したくなってきた。玉吉は大丈夫か?
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幽玄漫玉日記より)


大笑い!精神医学

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  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2012/12/03
  • メディア: Kindle版



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  • 作者: ソウ
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  • 発売日: 2016/11/28
  • メディア: コミック


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