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K井K一はワインを試飲してなぜ自制できたのか? [心に残る1コマ]

いま、こんなことを考えているのは世界で俺一人だろうけど、前回紹介した「国民クイズ」で気になるシーンを発見した。
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「ワインの自由化禁止」を目的に国民クイズに出場した参加者がTVでインタビューされるシーンがある。すぐさまフランス大統領が反応するのが漫画の世界観をうまく表現していて好きなコマなのだ。先日読み返して気になったのは、司会者のK井が自家製ワインを勧められて試飲し、絶賛するシーンだ。生産者の語りもそっちのけで飲み干す仕草がいかにも鹿賀丈史がやりそうな素晴らしい描写である。
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しかしよく考えてみると、K井は放送が終われば牢獄でレクター博士のような拘束具で体の自由を奪われている生活を送っている。そういう人間が美味しいワインを飲んで、この程度のリアクションで収まるだろうか?ちなみにこの収録の後に、なぜかK井の食事は豪華になっていて、「本物のパンだ」とむしゃぶりつくシーンがある。これが美味しいワインを飲んだ時の素のリアクションのはず。矛盾である。
ワイン4.png

 
考えられることは
1:おそるべき芸人魂で自制している
2:実際ワインなどどうでもいい。ノリで求められるリアクションをしている
3:ああ見えて自制していない。お代わりする姿はやっぱり「素」である

いずれかだ。

前述したが、放送終了後にK井の食事が豪華になった理由は何だろうか?
単純に国民的人気のK井に取り入ろうとしたのだと思っていたが、あのワインを飲む姿を見て上司が配慮したという可能性もなくはない。酒を勧めるコマもある。
ワイン3.png
安彦良和さんが、ガンダム・ジ・オリジンを書くに当たって、考えれば考えるほどよく出来た原作だとコメントしていたが、国民クイズも同じぐらい練りこまれているのかもしれない。


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