忍びよるセル。潜伏する失敗国家の工作員はテロ活動を行うか否か、注意を呼びかけるべきか？：本棚持ち歩き隊！：SSブログ

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忍びよるセル。潜伏する失敗国家の工作員はテロ活動を行うか否か、注意を呼びかけるべきか？　[時事ネタ] [編集]

スリーパーセルって話題が炎上しているらしい。

北朝鮮を崩壊させちゃうと、国内に潜伏しているスパイが報復を行うから危険だと、ワイドショーで政治学者が発言したんだそうだ。この発言によって、在日朝鮮人にスパイの嫌疑がかけられる恐れがあるとして批判が殺到しているみたいだ。

太平洋戦争中のアメリカにおける日本人の強制収容所問題、日本における朝鮮人の虐殺などは歴史の勉強で教わってきたし、漫画でも読んできた。25年前の漫画「加治隆介の議」でも半島に緊張が高まった時に在日朝鮮人に不当な迫害を加えないよう漫画で注意が呼びかけられている。

ついでに日本にスパイ防止法がないことも度々漫画に取り上げられてきた。現在でも９.11事件以来、イスラム教徒の扱いが色々問題になっている。虐殺まではいかないにしても、最悪それぐらいのことは避けられないとは思う。

この話題を知って、横山光輝の「武田勝頼」を思い出した。武田家が全国に放っている諜報機関の一人が飢えて倒れるシーンだ。武田家が強かったのは金山を持っていたのも大きく、それも父の代で使い果たして勝頼の受難となる。

工作員による報復活動も全くないとは言い切れないが、言葉遊びのレベルかもしれない。北朝鮮と比べ豊かすぎる日本にいて、時勢も読めずに崩壊するかもしれない体制に忠節を尽くす工作員がいたとしたら、平和な時代にあっても何かしら犯罪を犯す狂信的な原理主義者レベルなのではと思ってしまうのは平和ボケだろうか。備えなければいけないし、注意を喚起しておくべきかもしれない。ただそのことによって起こる反動を考えると、そうまでして言わなければならなかったことなのだろうかと疑問に思う。今回の政治学者には覚悟が足りなかったのではなかろうか。

最後にちょっと話がずれる。
最近思うのだが、「大本営発表」って全否定されるべきことなのだろうか。誰かツイッターか２ちゃんねる（５ちゃんねる？）とかで問題提起してくれないだろうか。俺はそれを安全圏から読みたい。