会話テクニックが自然と出たその理由は美容院にあった [モテる漫画]
「全然問題ないと思いますよ、普通に喋れてますし。」
カフェの向かい合った席で、PDTの女の子は紅茶を飲みながら答えた。
やはりPDTを利用する客は、女性に不慣れな人が多いようだ。
普通に喋れている。
アイドル並みに可愛い子とデートする前、水谷緑の「コミュ障は治らなくても大丈夫」を繰り返し読んで備えたものだが、それが必要ないぐらいに自分でも驚くほどに「おうむ返し」などの会話テクニックが自然に出てきた。なぜかと考えると、美容院での経験が大きかったように思う。
話があちこち飛ぶようだが、今回は美容院のススメの話だ。
まず髪を切りに行って、いろいろ話しかけられるのが苦手だという人は多いと思う。が、喋りのトレーニングをするには絶好の場所のように思う。まともな店員であればあまり深いところにも踏み込んでこない。女性との会話として相応しい、「浅いところで当たり障りなくバシャバシャする」のに、どういう話題をチョイスしているのかも参考になる。
床屋ではなく美容院を選択するのは女性的な場所の雰囲気に馴染めるようにするためだ。その場所にいても違和感ない人間になろうと努力する。そうやって女性が求めるものを、感覚的にわかるようにする。だから普段から女性誌を読むし、インスタなんかもやって、何が「バエる」のか学ぶ。
ちなみに、職場によくお菓子を差し入れするのだが「センスが良すぎる」とよく言われる。この辺、好きでやってるのもあるのだが、ホワイトデーの差し入れには1万円使った。一粒500円のチョコを食べて、アイドル並みに可愛い女の子は「食べたことのない高級な味がします!」と喜んでいた。こういう努力が、倍以上年の離れた彼女からのアプローチに繋がったのだろうと思う。
で、話が美容院に戻るが口説いてみたところ、疎遠になってしまったアシスタントの女の子がいた。1年くらい前、急にまた俺についてくれるようになり、1時間くらいずっと仕事ほっぽり出して喋ってくれるようになった。職場にも遊びに来てくれたという。いけると思うじゃないですか。でも決定打がないので躊躇しているうちに転勤でお別れに。それを機会にアドレスを渡したところ、メッセージがあったんだけども、ピシッと距離を引かれてしまった。。。
アイドル並みに可愛い子とのデート中に、自分でも驚くほどに会話のテクニックが自然と出て来たのは、美容院で何度も1時間中喋り続けた体験が生きていると思う。ありがたいことだ。本当に自分の思考が追いつかないほどに、口が勝手に動いていて驚いた。
転勤先でも美容院を探した。
ポイントは、規模が大きく、何店舗も出しているお店。
人の出入りが多ければ、自分に会う人も見つかりやすい。
電話する。
「カットの予約をお願いしたいんですが。」
「ありがとうございます。お日にちはいつがよろしいですか?」
「今日って大丈夫ですか?」
前日予約がいいのだろうが、事情により当日になってしまった。
「スタイリストの指名はありますか?」
「初めてなんですが」
「わかりました。何時頃をご希望ですか?」
「なるべく早めの時間で。夕方より前なら何時でもいいです。」
そんな感じ。
行ってみたら、男性の美容師さんが担当してくれた。
転勤して来たばかりということで、周辺のオススメのお店やスポットの話題が多目。特に途切れることもなく、そこそこ自然にやれたと思う。
ところで、最近ツイッターでイケてないメンズをイケメンの変えてしまう美容師さんが話題になっていた。
海外でも話題になっていたらしく、その中でも「逆に言えば髪型次第で誰でも損しちゃうって事か。」というコメントが印象に残った。
続く
カフェの向かい合った席で、PDTの女の子は紅茶を飲みながら答えた。
やはりPDTを利用する客は、女性に不慣れな人が多いようだ。
普通に喋れている。
アイドル並みに可愛い子とデートする前、水谷緑の「コミュ障は治らなくても大丈夫」を繰り返し読んで備えたものだが、それが必要ないぐらいに自分でも驚くほどに「おうむ返し」などの会話テクニックが自然に出てきた。なぜかと考えると、美容院での経験が大きかったように思う。
話があちこち飛ぶようだが、今回は美容院のススメの話だ。
まず髪を切りに行って、いろいろ話しかけられるのが苦手だという人は多いと思う。が、喋りのトレーニングをするには絶好の場所のように思う。まともな店員であればあまり深いところにも踏み込んでこない。女性との会話として相応しい、「浅いところで当たり障りなくバシャバシャする」のに、どういう話題をチョイスしているのかも参考になる。
床屋ではなく美容院を選択するのは女性的な場所の雰囲気に馴染めるようにするためだ。その場所にいても違和感ない人間になろうと努力する。そうやって女性が求めるものを、感覚的にわかるようにする。だから普段から女性誌を読むし、インスタなんかもやって、何が「バエる」のか学ぶ。
ちなみに、職場によくお菓子を差し入れするのだが「センスが良すぎる」とよく言われる。この辺、好きでやってるのもあるのだが、ホワイトデーの差し入れには1万円使った。一粒500円のチョコを食べて、アイドル並みに可愛い女の子は「食べたことのない高級な味がします!」と喜んでいた。こういう努力が、倍以上年の離れた彼女からのアプローチに繋がったのだろうと思う。
で、話が美容院に戻るが口説いてみたところ、疎遠になってしまったアシスタントの女の子がいた。1年くらい前、急にまた俺についてくれるようになり、1時間くらいずっと仕事ほっぽり出して喋ってくれるようになった。職場にも遊びに来てくれたという。いけると思うじゃないですか。でも決定打がないので躊躇しているうちに転勤でお別れに。それを機会にアドレスを渡したところ、メッセージがあったんだけども、ピシッと距離を引かれてしまった。。。
アイドル並みに可愛い子とのデート中に、自分でも驚くほどに会話のテクニックが自然と出て来たのは、美容院で何度も1時間中喋り続けた体験が生きていると思う。ありがたいことだ。本当に自分の思考が追いつかないほどに、口が勝手に動いていて驚いた。
転勤先でも美容院を探した。
ポイントは、規模が大きく、何店舗も出しているお店。
人の出入りが多ければ、自分に会う人も見つかりやすい。
電話する。
「カットの予約をお願いしたいんですが。」
「ありがとうございます。お日にちはいつがよろしいですか?」
「今日って大丈夫ですか?」
前日予約がいいのだろうが、事情により当日になってしまった。
「スタイリストの指名はありますか?」
「初めてなんですが」
「わかりました。何時頃をご希望ですか?」
「なるべく早めの時間で。夕方より前なら何時でもいいです。」
そんな感じ。
行ってみたら、男性の美容師さんが担当してくれた。
転勤して来たばかりということで、周辺のオススメのお店やスポットの話題が多目。特に途切れることもなく、そこそこ自然にやれたと思う。
ところで、最近ツイッターでイケてないメンズをイケメンの変えてしまう美容師さんが話題になっていた。
目覚ましテレビーーーー!!!
— 大月 渉 (@omaturi1002) 2018年6月8日
エンタメ欄で一位でしたー?
自分の動画を朝からテレビでみてモチベーション上がった。頑張ろう〓 pic.twitter.com/khcPAI2kAf
ツイッター見て来てくださったお客様[m(_ _)m]??♂?この前の動画が少しでも色んな人にかっこよくなる可能性があること知っていただけてよかった〓〓〓
— 大月 渉 (@omaturi1002) 2018年6月16日
黒髪でもこんだけ動かせますそして爽やか君になります pic.twitter.com/2hDFefNP4Z
海外でも話題になっていたらしく、その中でも「逆に言えば髪型次第で誰でも損しちゃうって事か。」というコメントが印象に残った。
続く
コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: 水谷緑
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/06/23
- メディア: 単行本
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