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ある人は社長、ある人は刺殺。松本大治「デスペラード」に関わった人のその後について調べてみた。 [あの人は今]

前回、松本大治の最初にして最後の連載漫画「デスペラード」について書いてみた。
色々謎が多いので、関わっている人について調べてみた。

最終巻の巻末にアドバイザーとしてクレジットされている井上俊次。「(元LAZY)」と書かれている。どこかで聞いたことのあるようなバンド名だが、調べてみたら影山ヒロノブと同級生で、一緒に音楽活動をしていたらしい。

なんと現在はバンダイナムコアーツ代表取締役副社長だそうである。バンナムグループの音楽部門の会社なんだそうだ。部長島耕作みたいなもんか。デスペラードの連載終了1年後にLAZY再結成。その翌年にランティスの社長を務めて、数々のアニメ作品の音楽プロデューサーをしている。

 
1巻のオマケ、ライブハウスインタビューに登場した新宿ロフトの小林茂明さんについて調べてみると、一発で訃報が出てきた。2017年に54歳で癌で他界。スピッツ、ミスチル、ウルフルズもお世話になった人なんだそうで、多くの人が葬儀に参列したそうだ。
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彼がインタビューの最後でオススメする「4ースティックス」について調べてみた。
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デスペラード連載の年にメジャーデビュー。小林氏がマネージャーをしていたようだ。翌年にバンド名を変更。2000年まで活動していたらしい。

ボーカルの南野信吾は、通り魔事件に巻き込まれ2012年に亡くなっていたので驚いた。この事件、なんか聞いたことがある。ニトロプラスのゲームミュージックを手がけたり、音楽プロデューサーとして活動していた折、仕事で訪れた大阪で刺殺されたという。ツイッターを見ると、亡くなる二日前までツイートしているのが生々しい。享年42歳。

この犯人は2017年の2審で、死刑の求刑の結果、無期懲役の判決。『凶器を購入したのが犯行直前だったことなど計画性が低かった点を重視。覚醒剤中毒の後遺症による精神障害の影響も考慮し、「死刑がやむを得ないとはいえない」と結論付けた。』なんだそうだ。ちなみにこの通り魔は66歳の女性も同時に殺している。

死刑廃止論者の人って、免罪もあるからっていうけど、確実に殺した人もいますけど、そういう人に対してはどう思うんですかね。

 
最後に、日本初来日の時にエルヴィス・コステロがゲリラライブを行なって逮捕されたというエピソードについて調べてみたら、どうも逮捕まで行ってないっぽいことがわかった。
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漫画で主人公たちがライブを行う際、チケットがさばけないのでゲリラライブで集客を行う。恥ずかしがる主人公に、エルヴィス・コステロだって同じことをやったんだと黒須が説得する。ゲリラライブは大成功するのだが、警察がやってきて「でもそのあとコステロは逮捕されたんだよね」という黒須のセリフでオチとなる。

すごく良いエピソードなのだが、コステロ本人がのちにアメリカのインタビュー番組で武勇伝として語っているところによると、逮捕されて話題になればいいと思ってやったが、切符切られただけで終わってしまったとオチをつけていたそうだ。

コステロはデスペラードと全然関係ないところで「smile」のカバーが好きになり、ここ数年愛聴しています。

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  • 作者: 松本 大治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: コミック



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