画集を出すならこのタイミング?佐々木晃(東京省 TONG KING SHOW)は今どこに [あの人は今]
前回、最後に触れたイラストレーターの佐々木晃(東京省 TONG KING SHOW)。
久しぶりに見たが、本当に良い絵だと思う。
浅瀬のグラビア風のイラストは若干水紋で隠れているが、よく見ると乳首が描かれていてかなりギリギリを攻めている。
これで思い出したのがタイトーが1988年から人気シリーズとして発売していたファミコンゲーム、「究極ハリキリスタジアム」。広告イラストだったのではないかと思う。
応援団が勝敗の行方を見守り固唾を飲んでいる一瞬を表現した一枚だ。そのメンツはバリエーションに富んだもので、中にはイチャついているカップルもいる。その隣にはカップルを盗み見て鼻血を出している男もいる。まあ、子供ながらにベタな構図だなーと思った。
ところが、このイラストをもっとよく見ると、カップルの男は女性のシャツに手を入れ、豊満な胸をまさぐっているのである!これを子供向けの媒体でやるかと驚いた。
確かファミマガの読者投稿で、このイラストにマーカーで印をつけて、「ここまでするなよ!」とツッコミを入れたものがあったような気がする。このイラストは攻め過ぎていて、その投稿があるまで胸をまさぐっているとこまで気がつかなかったような気もする。
ざっと調べてみたが、佐々木晃のイラストはマルカツPCエンジン時代のものがポップで好みだ。
今現在の活動はよくわからない。
検索すると2015年にフェイスブックで個展のお知らせをしているが、わずかな投稿しかしておらず、今現在2018年の投稿が最後。
2020年の3月に発売されるPCエンジンminiに合わせて、雑誌電撃PCエンジンも復刻号が出版されるという。まだ予約も始まっていないが、告知のイメージショットでは佐々木晃の過去絵が流用されている。電撃やマルカツ自体に思い入れはないのだが、なんか楽しみで買ってしまうかもしれない。
画集を出すならこのタイミングしかないなあ。。。
久しぶりに見たが、本当に良い絵だと思う。
浅瀬のグラビア風のイラストは若干水紋で隠れているが、よく見ると乳首が描かれていてかなりギリギリを攻めている。
これで思い出したのがタイトーが1988年から人気シリーズとして発売していたファミコンゲーム、「究極ハリキリスタジアム」。広告イラストだったのではないかと思う。
応援団が勝敗の行方を見守り固唾を飲んでいる一瞬を表現した一枚だ。そのメンツはバリエーションに富んだもので、中にはイチャついているカップルもいる。その隣にはカップルを盗み見て鼻血を出している男もいる。まあ、子供ながらにベタな構図だなーと思った。
ところが、このイラストをもっとよく見ると、カップルの男は女性のシャツに手を入れ、豊満な胸をまさぐっているのである!これを子供向けの媒体でやるかと驚いた。
確かファミマガの読者投稿で、このイラストにマーカーで印をつけて、「ここまでするなよ!」とツッコミを入れたものがあったような気がする。このイラストは攻め過ぎていて、その投稿があるまで胸をまさぐっているとこまで気がつかなかったような気もする。
ざっと調べてみたが、佐々木晃のイラストはマルカツPCエンジン時代のものがポップで好みだ。
今現在の活動はよくわからない。
検索すると2015年にフェイスブックで個展のお知らせをしているが、わずかな投稿しかしておらず、今現在2018年の投稿が最後。
2020年の3月に発売されるPCエンジンminiに合わせて、雑誌電撃PCエンジンも復刻号が出版されるという。まだ予約も始まっていないが、告知のイメージショットでは佐々木晃の過去絵が流用されている。電撃やマルカツ自体に思い入れはないのだが、なんか楽しみで買ってしまうかもしれない。
画集を出すならこのタイミングしかないなあ。。。
PCエンジン コアグラフィックス mini (輸入版:欧州)
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- メディア: Video Game
さくまあきらが編集長。謎の雑誌「マンガハウス」について調べてみた。 [あの人は今]
夏に向けて「あらあの人たくましい」と女の子から賞賛されて人生初彼女をゲットすべく絶賛ダイエット中のアラフォーのオッサンです。
先日、ウォーキングをしてる最中に古本屋を発見。
ブックオフに無双されて古本屋もかなり数を減らしたと思いますが、今でもあるとこにはあるんですな。
かなり小さい店舗で、カウンターでオッサンが居眠りしてましたので、なるほどそんな感じかと思いましたが、よくみると奥にさらに二人も人がいて驚きました。そんな人件費払えるほど儲かってるのかと。ネットオークションとかで稼いでるのかな。
その店でアニメックを発見。
1978年から1987年に発行されていたアニメ雑誌です。
「ガンダムを創った男たち。」にも登場します。
その古雑誌に付けられた値札はなんと100円!
興味は特にないんですけど、Zガンダムを読者コーナーでケチョンケチョンに貶しまくっている評を10数年前に偶然読んだことがあって、それがすごい印象に残っていて、いつか手に入れてブログで紹介したいと常々思っていたのでラッキーと思い、その辺の年代を数冊買って帰りました。
Zはさておき、一冊電子化したので改めてどんな雑誌なのかチェックしていると、変な広告を発見。「新人まんが家発掘誌マンガハウス」
聞いたことのない雑誌だ。
「3巻4巻連続増刷!!だから5巻は値下げ断行500円!!」というコピーがちょっと胡散臭い。
さくまあきらの名前があるので気になって調べてみた。
さくまあきらといえば、桃太郎電鉄やジャンプ放送局で有名なライターだ。ウィキによると、堀井雄二とともに立ち上げた花伝社という会社で発行していた新人漫画家発掘をコンセプトにした漫画雑誌だったんだそうだ。
出版コードが取れなかったため、通販と数十件の本屋に直接卸して販売しており、創刊時から売れ行き不振で2年全7号で休刊になったという(ウィキ)。出身作家で俺の知っているのは小野敏洋、新井理恵、こいでたくぐらい。ちなみに今回引用した広告に大きくカットが掲載されている作家は、プロにはならず中学の美術教師になったらしい。ウィキにさくまと作家陣の人間関係のドロドロが色々書かれている。金がないとそうなっちゃうやね。
さらにウィキによると、さくま氏は十数年後に同様のコンセプトで「チョコバナナ」という雑誌を自費出版したらしい。それでもやはり2年しか保たなかったとか。しかしこっちのウィキはやたら長い。安田朗がファンだったりBENGUSが投稿者だったりカプコンに影響を与えてるのだろうか。ドリームキャストの時代だが、全然知らなかったなあ。
先日、ウォーキングをしてる最中に古本屋を発見。
ブックオフに無双されて古本屋もかなり数を減らしたと思いますが、今でもあるとこにはあるんですな。
かなり小さい店舗で、カウンターでオッサンが居眠りしてましたので、なるほどそんな感じかと思いましたが、よくみると奥にさらに二人も人がいて驚きました。そんな人件費払えるほど儲かってるのかと。ネットオークションとかで稼いでるのかな。
その店でアニメックを発見。
1978年から1987年に発行されていたアニメ雑誌です。
「ガンダムを創った男たち。」にも登場します。
その古雑誌に付けられた値札はなんと100円!
興味は特にないんですけど、Zガンダムを読者コーナーでケチョンケチョンに貶しまくっている評を10数年前に偶然読んだことがあって、それがすごい印象に残っていて、いつか手に入れてブログで紹介したいと常々思っていたのでラッキーと思い、その辺の年代を数冊買って帰りました。
Zはさておき、一冊電子化したので改めてどんな雑誌なのかチェックしていると、変な広告を発見。「新人まんが家発掘誌マンガハウス」
聞いたことのない雑誌だ。
「3巻4巻連続増刷!!だから5巻は値下げ断行500円!!」というコピーがちょっと胡散臭い。
さくまあきらの名前があるので気になって調べてみた。
さくまあきらといえば、桃太郎電鉄やジャンプ放送局で有名なライターだ。ウィキによると、堀井雄二とともに立ち上げた花伝社という会社で発行していた新人漫画家発掘をコンセプトにした漫画雑誌だったんだそうだ。
出版コードが取れなかったため、通販と数十件の本屋に直接卸して販売しており、創刊時から売れ行き不振で2年全7号で休刊になったという(ウィキ)。出身作家で俺の知っているのは小野敏洋、新井理恵、こいでたくぐらい。ちなみに今回引用した広告に大きくカットが掲載されている作家は、プロにはならず中学の美術教師になったらしい。ウィキにさくまと作家陣の人間関係のドロドロが色々書かれている。金がないとそうなっちゃうやね。
さらにウィキによると、さくま氏は十数年後に同様のコンセプトで「チョコバナナ」という雑誌を自費出版したらしい。それでもやはり2年しか保たなかったとか。しかしこっちのウィキはやたら長い。安田朗がファンだったりBENGUSが投稿者だったりカプコンに影響を与えてるのだろうか。ドリームキャストの時代だが、全然知らなかったなあ。
Animec (アニメック) 昭和56年 Vol.15 機動戦士ガンダム映画化決定!! 日本特撮映画史:怪傑ライオン丸・後編 長浜忠夫-その死を悼んで
- 作者:
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 1981
- メディア: 雑誌
七馬伝、本当の大団円?鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」は七馬リスペクトを込めた漫画だった [あの人は今]
「謎のマンガ家・酒井七馬伝」、最後の章が「大団円」だった。
【大団円】
小説・芝居・事件が、めでたくおさまる最後の局面。
何か大団円になる要素があるのだろうかと興味を引かれたが、戒名が「らしい」のが大団円というオチだった。あまりピンとこない。
手塚が生涯許さなかったという七馬の代表作でもある「新寶島」の復刻は、「七馬伝」の二年後に許されたらしい。さらに二年後、「七馬伝」の増補改訂版が刊行されているが、復刻のエピソードも追加されていることだろう。なんかプレミアがついて5000円ぐらいになっているので読めませんが。
ツイッターで酒井七馬を検索したら、「マカロニほうれん荘」で有名な鴨川つばめが酒井七馬の弟子を名乗っている記事が出てきた。
中学生の頃、七馬の「漫画家入門」に感動し、弟子入りしようとしたが「バラックに住んでコーラしか飲めず死んだ」説を聞いて、業界のあり方に憤りを覚えた。七馬の敵討ちが原動力になり、体を壊すまで描き続けたという。
療養中は七馬のことも忘れていたが、画業再開後も七馬への尊敬を表すことは大きなテーマになっているようだ。鴨川つばめは読んだことがないので、いつ頃の記事なのかよくわからない。80年代だろうか。なんかやたら過剰すぎる気もするが一世を風靡した漫画家にそこまで慕われるとは、酒井七馬も漫画家冥利に尽きるというものだろう。これもまた増補改訂版に加わっていたりするのだろうか。
ちなみに「七馬伝」には大山和栄と内弟子的な関係にあったと書かれている。こちらも読んだことないけども、画像検索するとかなり売れっ子感がある。しかし大山がマンガ家として目覚め志すのは七馬と交流したもっと後の話で、インタビューを受けるまでかなり無自覚なところがあったらしく、作風に与えた影響は皆無に等しかったことに対し後悔の念を述べている。ちなみに大山は「七馬伝」の三年後、2010年に乳がんで亡くなっているそうだ。「新寶島」の復刻は見届けられただろう。
ちなみに大山はキッパリと七馬困窮説を否定している。
ただやはり、七馬が三度の飯よりコーラが好きだったのは間違いないようだ。
【大団円】
小説・芝居・事件が、めでたくおさまる最後の局面。
何か大団円になる要素があるのだろうかと興味を引かれたが、戒名が「らしい」のが大団円というオチだった。あまりピンとこない。
手塚が生涯許さなかったという七馬の代表作でもある「新寶島」の復刻は、「七馬伝」の二年後に許されたらしい。さらに二年後、「七馬伝」の増補改訂版が刊行されているが、復刻のエピソードも追加されていることだろう。なんかプレミアがついて5000円ぐらいになっているので読めませんが。
ツイッターで酒井七馬を検索したら、「マカロニほうれん荘」で有名な鴨川つばめが酒井七馬の弟子を名乗っている記事が出てきた。
中学生の頃、七馬の「漫画家入門」に感動し、弟子入りしようとしたが「バラックに住んでコーラしか飲めず死んだ」説を聞いて、業界のあり方に憤りを覚えた。七馬の敵討ちが原動力になり、体を壊すまで描き続けたという。
#マカロニほうれん荘 #鴨川つばめ pic.twitter.com/KMo0ODV5vD
— CRISIS1985 (@sa82543) 2018年4月26日
療養中は七馬のことも忘れていたが、画業再開後も七馬への尊敬を表すことは大きなテーマになっているようだ。鴨川つばめは読んだことがないので、いつ頃の記事なのかよくわからない。80年代だろうか。なんかやたら過剰すぎる気もするが一世を風靡した漫画家にそこまで慕われるとは、酒井七馬も漫画家冥利に尽きるというものだろう。これもまた増補改訂版に加わっていたりするのだろうか。
ちなみに「七馬伝」には大山和栄と内弟子的な関係にあったと書かれている。こちらも読んだことないけども、画像検索するとかなり売れっ子感がある。しかし大山がマンガ家として目覚め志すのは七馬と交流したもっと後の話で、インタビューを受けるまでかなり無自覚なところがあったらしく、作風に与えた影響は皆無に等しかったことに対し後悔の念を述べている。ちなみに大山は「七馬伝」の三年後、2010年に乳がんで亡くなっているそうだ。「新寶島」の復刻は見届けられただろう。
ちなみに大山はキッパリと七馬困窮説を否定している。
ただやはり、七馬が三度の飯よりコーラが好きだったのは間違いないようだ。
手塚治虫に絶縁されコーラしか飲めずに孤独死した漫画家の真実!中野晴行「謎のマンガ家・酒井七馬伝」 [あの人は今]
映画「バクマン。」の主題歌、サカナクションの「新宝島」について記事を書いているとき、元ネタになった手塚治虫の「新寶島」に共著者がいることに気がついた。名前は酒井七馬。
そんなことも知らねーのかよと言われそうだが、本当にもうぜんっぜん知らなかった。だって「まんが道」も「チェイサー」も「ブラックジャック創作秘話」も「ボクの手塚治虫」にも、そんな話ぜんっぜん出てこなかったでしょ?こなかったよね?そもそも俺、あまり手塚治虫に興味がねーんだよ。
「まんが道」を読み返してみると、確かに表紙には「酒井七馬」の名前が描かれている。なんか一瞬「ん?」と思ったけど、そのままスルーした瞬間がよくよく思い返せばあったような気がする。
この酒井七馬について、こういうストーリーがあったらしい。
1:手塚治虫に「新寶島」を描かせ、好きなように改変し、手柄を独り占めにしようとした漫画家。
2:それ以後、手塚と絶縁し、晩年は貧乏でコーラしか飲めず孤独死した。
3:それが近年、ちょっと違うことが判明し、名誉が回復された。
この辺、すごく知りたくなったので、手塚が酒井の死について誤ったことを書き広めたという「ぼくはマンガ家」と、酒井七馬について調べた本、中野晴行の「謎のマンガ家・酒井七馬伝―「新宝島」伝説の光と影」を購入してそれぞれ読んでみた。
あくまで俺の読んだところで、完全に理解してるかどうか自信がないが簡潔に説明すると、
・酒井七馬はかなり上手い。
・しかもアニメーターの仕事も経験している。
・しかしあまり商売っ気はなかったようだ。
・編集者に口出しされるのを嫌い、好きなようにコツコツ描いていれば満足な作家という印象を受けた。
(「謎のマンガ家・酒井七馬伝」に掲載されている作品の例)
手塚の新寶島を改変したのも、クレジットを独占したのも、当時七馬が手塚の師匠的立場だったということが大きく影響しているように思える。新寶島は、当時少年だった後の大作家たちに大きな影響を与えた作品ではあるが、当時の出版社や手塚も尊敬するベテランの人気作家たちからはボロクソにけなされたと手塚本人が「ぼくはマンガ家」で語っている。
「もう少し絵を勉強なさってください」「こりゃひどい。これで、君がデッサンをやってないことがはっきりわかった。」なのだそうだ。七馬がそういう扱いをしたのもスジが通っている。
(画像は矢口高雄「ボクの手塚治虫」)
ちなみに手塚が七馬の元を離れたことを、手塚の母が手塚治虫を連れて謝罪にきたと七馬が複数の人に話ししているという証言もあると、ウラの取れない話だからか少し遠慮がちに著者は紹介している。まんが道に出てくるあのお母さんが。。。と思った。
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さらに取材を進めると複数の関係者から、酒井七馬から聞いた話として、手塚と母親が手みやげを持って謝りに来たので酒井は奥付のトラブルはなかったことにした、という証言も出てきた。軍人の娘で、儒教的な教育で育った手塚文子の性格からして、息子が恩師と反目している状態は放置できなかったことは十分に考えられる。(謎の漫画家・酒井七馬伝)
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二人のその後の関係もそんなに悪いものではなく、たまにイベントで会ったり、七馬の葬儀には駆けつけられなかったものの、数日遅れて仏壇の前で手塚は手を合わせたと著者は書いている。
しかしちょっと腑に落ちない部分もある。七馬はそれなりに金を残していたが、医者嫌いで病状を悪化させ、最後はコーラしか喉を通らなかったというのが真実だと「謎のマンガ家〜」の著者は書いているのだが、実際親族の前で手を合わせた手塚がその辺のことを全く聞いていないのかな?と思う。事前に間違った情報を聞いていたので、気まずいのでその辺に触れられなかったというのはあるかもしれないが。
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なんでも、入院費も治療費もなく、バラックの自宅にたったひとり、寝たきりのままコーラだけを飲み、スタンドの灯で暖をとっているのを人が発見した。が、そのときはすでに手遅れだったそうである。生活はよほど困っていたらしいが、仲間に会うときには、きちんと背広を着、胸ポケットからハンカチをのぞかせて出席するだけのプライドをまだ持っていたので、誰一人、氏の体が病魔に蝕まれていることに気づかなかったという。(ボクはマンガ家)
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仮に見てきた事実だったとしても、なかなかこんなことは書けないと思うのだが。親族が読んだらどう思うか。天才・手塚治虫がやらかした、というのは考えられるけども、七馬困窮説が事実でないとしたら、よっぽど根に持ってたのではないかとしか俺は考えられない。
手塚は「新寶島」の復刻を生涯許さず、全面的に描き直した「新宝島」を流通させていたという。
「まんが道」や「ボクの手塚治虫」の「新寶島」が紹介されるコマを確認すると、表紙に酒井七馬の名前はちゃんと確認できる。
が、その説明は一切ない。まあ説明する必要はないと思うけど、行間なのかもしれないなと思うと味わい深い。そういえば新寶島の表紙を見て、手塚治虫の絵っぽくないなあと思ったこともあった。酒井七馬が描いているそうである。
ちなみに「謎のマンガ家〜」にはみなもと太郎も取材に協力している。何にでも顔出す人だよと笑えた。無名時代、マンガショーなるもののイベントで酒井七馬とご一緒したらしい。
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当時のみなもとたちマンガ青年にとって酒井七馬がどのような位置づけだったのかを知りたくて「みなもとさんたちにとって酒井さんはどういう存在だったんですか」と聞いてみた。
「別に…。指定された駅まで行くと、小柄なおじいちゃんともう一人が待っていて、ボクは『ああ、あれが酒井七馬か』と、それだけ。他のメンバーは酒井七馬と言われてもピンと来なかったでしょう。僕だって酒井さんの名前を知っているけれど、マンガは読んだことはない。名前も手塚さんが書いたものに出てきたので覚えていただけ。その程度です。
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酒井七馬が売名に熱心じゃなかった、自己顕示欲の少ない人だったことは本を読んで理解できた。それにしても、巨匠たちのバイブルとなった漫画に少なくない影響をもたらした漫画家の名前が俺レベル(そこそこ漫画好き)で全く知られてないというのはすごいと思う。次回はこの辺について書きたい。
ちなみに、みなもと太郎は喫茶店でひとりコーラを飲む酒井七馬の姿が強烈に印象に残っているらしい。七馬は身ぎれいでオシャレな人だったが生涯独身。甥には、若い頃に恋人に死なれて独身を貫いていたとカッコつけていたのだそうだ。その手、俺も使おうと思っていた。コーラ好きなところもまるで俺である。
俺の晩年はどうなるのだろうか。。。
まあ悲惨だろうな。
ある人は社長、ある人は刺殺。松本大治「デスペラード」に関わった人のその後について調べてみた。 [あの人は今]
前回、松本大治の最初にして最後の連載漫画「デスペラード」について書いてみた。
色々謎が多いので、関わっている人について調べてみた。
最終巻の巻末にアドバイザーとしてクレジットされている井上俊次。「(元LAZY)」と書かれている。どこかで聞いたことのあるようなバンド名だが、調べてみたら影山ヒロノブと同級生で、一緒に音楽活動をしていたらしい。
なんと現在はバンダイナムコアーツ代表取締役副社長だそうである。バンナムグループの音楽部門の会社なんだそうだ。部長島耕作みたいなもんか。デスペラードの連載終了1年後にLAZY再結成。その翌年にランティスの社長を務めて、数々のアニメ作品の音楽プロデューサーをしている。
1巻のオマケ、ライブハウスインタビューに登場した新宿ロフトの小林茂明さんについて調べてみると、一発で訃報が出てきた。2017年に54歳で癌で他界。スピッツ、ミスチル、ウルフルズもお世話になった人なんだそうで、多くの人が葬儀に参列したそうだ。
彼がインタビューの最後でオススメする「4ースティックス」について調べてみた。
デスペラード連載の年にメジャーデビュー。小林氏がマネージャーをしていたようだ。翌年にバンド名を変更。2000年まで活動していたらしい。
ボーカルの南野信吾は、通り魔事件に巻き込まれ2012年に亡くなっていたので驚いた。この事件、なんか聞いたことがある。ニトロプラスのゲームミュージックを手がけたり、音楽プロデューサーとして活動していた折、仕事で訪れた大阪で刺殺されたという。ツイッターを見ると、亡くなる二日前までツイートしているのが生々しい。享年42歳。
この犯人は2017年の2審で、死刑の求刑の結果、無期懲役の判決。『凶器を購入したのが犯行直前だったことなど計画性が低かった点を重視。覚醒剤中毒の後遺症による精神障害の影響も考慮し、「死刑がやむを得ないとはいえない」と結論付けた。』なんだそうだ。ちなみにこの通り魔は66歳の女性も同時に殺している。
死刑廃止論者の人って、免罪もあるからっていうけど、確実に殺した人もいますけど、そういう人に対してはどう思うんですかね。
最後に、日本初来日の時にエルヴィス・コステロがゲリラライブを行なって逮捕されたというエピソードについて調べてみたら、どうも逮捕まで行ってないっぽいことがわかった。
漫画で主人公たちがライブを行う際、チケットがさばけないのでゲリラライブで集客を行う。恥ずかしがる主人公に、エルヴィス・コステロだって同じことをやったんだと黒須が説得する。ゲリラライブは大成功するのだが、警察がやってきて「でもそのあとコステロは逮捕されたんだよね」という黒須のセリフでオチとなる。
すごく良いエピソードなのだが、コステロ本人がのちにアメリカのインタビュー番組で武勇伝として語っているところによると、逮捕されて話題になればいいと思ってやったが、切符切られただけで終わってしまったとオチをつけていたそうだ。
コステロはデスペラードと全然関係ないところで「smile」のカバーが好きになり、ここ数年愛聴しています。
色々謎が多いので、関わっている人について調べてみた。
最終巻の巻末にアドバイザーとしてクレジットされている井上俊次。「(元LAZY)」と書かれている。どこかで聞いたことのあるようなバンド名だが、調べてみたら影山ヒロノブと同級生で、一緒に音楽活動をしていたらしい。
なんと現在はバンダイナムコアーツ代表取締役副社長だそうである。バンナムグループの音楽部門の会社なんだそうだ。部長島耕作みたいなもんか。デスペラードの連載終了1年後にLAZY再結成。その翌年にランティスの社長を務めて、数々のアニメ作品の音楽プロデューサーをしている。
1巻のオマケ、ライブハウスインタビューに登場した新宿ロフトの小林茂明さんについて調べてみると、一発で訃報が出てきた。2017年に54歳で癌で他界。スピッツ、ミスチル、ウルフルズもお世話になった人なんだそうで、多くの人が葬儀に参列したそうだ。
彼がインタビューの最後でオススメする「4ースティックス」について調べてみた。
デスペラード連載の年にメジャーデビュー。小林氏がマネージャーをしていたようだ。翌年にバンド名を変更。2000年まで活動していたらしい。
ボーカルの南野信吾は、通り魔事件に巻き込まれ2012年に亡くなっていたので驚いた。この事件、なんか聞いたことがある。ニトロプラスのゲームミュージックを手がけたり、音楽プロデューサーとして活動していた折、仕事で訪れた大阪で刺殺されたという。ツイッターを見ると、亡くなる二日前までツイートしているのが生々しい。享年42歳。
この犯人は2017年の2審で、死刑の求刑の結果、無期懲役の判決。『凶器を購入したのが犯行直前だったことなど計画性が低かった点を重視。覚醒剤中毒の後遺症による精神障害の影響も考慮し、「死刑がやむを得ないとはいえない」と結論付けた。』なんだそうだ。ちなみにこの通り魔は66歳の女性も同時に殺している。
死刑廃止論者の人って、免罪もあるからっていうけど、確実に殺した人もいますけど、そういう人に対してはどう思うんですかね。
最後に、日本初来日の時にエルヴィス・コステロがゲリラライブを行なって逮捕されたというエピソードについて調べてみたら、どうも逮捕まで行ってないっぽいことがわかった。
漫画で主人公たちがライブを行う際、チケットがさばけないのでゲリラライブで集客を行う。恥ずかしがる主人公に、エルヴィス・コステロだって同じことをやったんだと黒須が説得する。ゲリラライブは大成功するのだが、警察がやってきて「でもそのあとコステロは逮捕されたんだよね」という黒須のセリフでオチとなる。
すごく良いエピソードなのだが、コステロ本人がのちにアメリカのインタビュー番組で武勇伝として語っているところによると、逮捕されて話題になればいいと思ってやったが、切符切られただけで終わってしまったとオチをつけていたそうだ。
コステロはデスペラードと全然関係ないところで「smile」のカバーが好きになり、ここ数年愛聴しています。
DESPERADO 全4巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 松本 大治
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
Yくんが笑い転げたファミ通の「ごくらくゲーム」のあべかよこの現在!「はじめて家を建てました!」 [あの人は今]
Amazonを閲覧していたら、なんとなく目についた高評価の家建てエッセイ。
「はじめて家を建てました!」
作者があべかよこだった。
懐かしい!
ファミ通週刊化初期の連載作家だ。
と言っても全然好きな作家じゃなかったが。
ファミ通は週刊化して、なんでこの作家採用したの?って人が多くなった。
あべかよこのファミ通連載作品のタイトルは「ごくらくゲーム」。
初期に登場していた成田くんとラビーはそれなりにインパクトがあった。
単行本化していたらしく、漫画図書館Zで読むことが出来るが、初期以外はほとんど覚えていなかった。アンケートの支持率をあげるべくタイトルバックで四苦八苦していたのはなんとなく覚えている。読み返そうという気も起こらないし、当時周囲の反応も良くなかった。
ただ1人だけ、友人のYくんはある回がツボにハマったらしく、いくらなんでもそんなに面白く無いだろうというぐらいゲラゲラ笑っていたのを強烈に覚えている。しかし今回そのエピソードを探してみたのだが収録されていない。通販番組のパロディだったが、クレームが入って未収録になる内容でも無かったと思う。単行本は全話収録したわけじゃ無いのかな。
で、いつファミ通の連載を終えたか定かでなく、その後の活躍も自分には全く聞こえてこなかったあべかよこが家を建てていた。今どんな感じなんだろうという興味もあって「はじめて家を建てました!」を買ってみた。
内容は、お金はあまり持ってないフリーランスの作者夫婦が、趣味の住宅展示場巡りをしていて不快な目にあうというエピソードから始まる。で、実家を建て替えることになって、あちこちの業者を巡って、いろいろ業界の構造矛盾を目にしつつ、困難を乗り越えていく内容。
エッセイ漫画として特筆するほどの良さも無いが、さすがに業界で20年以上仕事しているベテランの仕事という印象。後半はガチ成分高めで文字情報が多くなる。家を建てるつもりもないし、あまり時間に余裕がない人には勧められない本かもしれない。いつか家を建てる時、また読み返すのかなあという感じだ。忘れていなければ。
しかしこの作品、初版が2009年!
買ったのが2017年の9刷なのである。
売れている!すごい!ローンは返せたのだろうか。
ところで冒頭に出てくる不愉快な店員について
こう切り返せばよかったのではないか。
(「課長島耕作」6巻より)
「はじめて家を建てました!」
作者があべかよこだった。
懐かしい!
ファミ通週刊化初期の連載作家だ。
と言っても全然好きな作家じゃなかったが。
ファミ通は週刊化して、なんでこの作家採用したの?って人が多くなった。
あべかよこのファミ通連載作品のタイトルは「ごくらくゲーム」。
初期に登場していた成田くんとラビーはそれなりにインパクトがあった。
単行本化していたらしく、漫画図書館Zで読むことが出来るが、初期以外はほとんど覚えていなかった。アンケートの支持率をあげるべくタイトルバックで四苦八苦していたのはなんとなく覚えている。読み返そうという気も起こらないし、当時周囲の反応も良くなかった。
ただ1人だけ、友人のYくんはある回がツボにハマったらしく、いくらなんでもそんなに面白く無いだろうというぐらいゲラゲラ笑っていたのを強烈に覚えている。しかし今回そのエピソードを探してみたのだが収録されていない。通販番組のパロディだったが、クレームが入って未収録になる内容でも無かったと思う。単行本は全話収録したわけじゃ無いのかな。
で、いつファミ通の連載を終えたか定かでなく、その後の活躍も自分には全く聞こえてこなかったあべかよこが家を建てていた。今どんな感じなんだろうという興味もあって「はじめて家を建てました!」を買ってみた。
内容は、お金はあまり持ってないフリーランスの作者夫婦が、趣味の住宅展示場巡りをしていて不快な目にあうというエピソードから始まる。で、実家を建て替えることになって、あちこちの業者を巡って、いろいろ業界の構造矛盾を目にしつつ、困難を乗り越えていく内容。
エッセイ漫画として特筆するほどの良さも無いが、さすがに業界で20年以上仕事しているベテランの仕事という印象。後半はガチ成分高めで文字情報が多くなる。家を建てるつもりもないし、あまり時間に余裕がない人には勧められない本かもしれない。いつか家を建てる時、また読み返すのかなあという感じだ。忘れていなければ。
しかしこの作品、初版が2009年!
買ったのが2017年の9刷なのである。
売れている!すごい!ローンは返せたのだろうか。
ところで冒頭に出てくる不愉快な店員について
こう切り返せばよかったのではないか。
(「課長島耕作」6巻より)
タグ:ファミ通
20世紀最後のアイドルが21世紀に吠える!「私もっと色々やってっから!」 [あの人は今]
なんかのまとめで高橋由美子のニュースを読んでたら、「私もっと色々やってっから!」というフレーズが基礎知識みたいになっていて、気になって調べてみた。
不倫デート中に文春に直撃された時の動画が元ネタなのね。
申し訳ないけど、すげー面白いわこれ。
かつてのファンとしては、色々感慨深いものがある。
現代で言えば佐々木希に匹敵するとかいわれることがあるけども、スキャンダルとは縁遠く、レズなんじゃないかとも言われていた。本人としては色々やってるのにも関わらずパパラッチされなかったのが不満でもあったみたいだ。だから今回油断もしたのだろう。
動画
高橋由美子といえば、20世紀最後のアイドル。
「魔神英雄伝ワタル」の主題歌を歌った「a・chi-a・chi(アチアチ)」が神だったのだが、その続編の主題歌を勝るとも劣らない感じに完璧に務めたのはインパクトがあった。セガのイメージガールとしての広告の露出も印象深い。ゲーム、「ゆみみみっくす」の主題歌も何度聞いたことか。連ドラの主演もやっていたが、正直あまり興味はなかった。「覇王大系リューナイト」の主題歌を最後に、本格女優の道を歩み出し、あまり興味を持たなくなってしまった。
後年、インタビューなどを見て、かなり気の強そうな人なんだなという印象があった。文春動画見て、なるほどなと思った。加齢で激しく劣化したというイメージが強かったが、ちゃんと見てみると割といい年の取り方してる。西原理恵子みたい(褒めてるのか?)。周りの人は大変そうだけど、俺的には結構好感持った。
肩を抱いていた不倫相手の手が硬直してるの、本当に面白いわ。
不倫デート中に文春に直撃された時の動画が元ネタなのね。
申し訳ないけど、すげー面白いわこれ。
かつてのファンとしては、色々感慨深いものがある。
現代で言えば佐々木希に匹敵するとかいわれることがあるけども、スキャンダルとは縁遠く、レズなんじゃないかとも言われていた。本人としては色々やってるのにも関わらずパパラッチされなかったのが不満でもあったみたいだ。だから今回油断もしたのだろう。
動画
高橋由美子といえば、20世紀最後のアイドル。
「魔神英雄伝ワタル」の主題歌を歌った「a・chi-a・chi(アチアチ)」が神だったのだが、その続編の主題歌を勝るとも劣らない感じに完璧に務めたのはインパクトがあった。セガのイメージガールとしての広告の露出も印象深い。ゲーム、「ゆみみみっくす」の主題歌も何度聞いたことか。連ドラの主演もやっていたが、正直あまり興味はなかった。「覇王大系リューナイト」の主題歌を最後に、本格女優の道を歩み出し、あまり興味を持たなくなってしまった。
後年、インタビューなどを見て、かなり気の強そうな人なんだなという印象があった。文春動画見て、なるほどなと思った。加齢で激しく劣化したというイメージが強かったが、ちゃんと見てみると割といい年の取り方してる。西原理恵子みたい(褒めてるのか?)。周りの人は大変そうだけど、俺的には結構好感持った。
肩を抱いていた不倫相手の手が硬直してるの、本当に面白いわ。
- アーティスト: 柚木美祐,立花瞳,小澤幸代,大場清実,千家和也,秋元康,さくらももこ,岩本正樹,萩田光雄,根岸貴幸
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1993/12/16
- メディア: CD
あの会社もあの会社も滅びたゲーム業界。無名だったが今も存続する「株式会社がくげい」 [あの人は今]
1994年のパソコン雑誌「LOGiN」を電子化していて、なんとなく気になったゲームメーカー「有限会社がくげい」を調べてみた。
雑誌で取り上げられていたゲームは「ネクスト・パワー」。RPGツクールで作ったような地味なゲーム画面にMac用と、あまり売れる要素が感じられない。
ゲーム名で検索しても情報は一切出てこなかったが、会社名で「株式会社がくげい」が出てきた。同じ会社なのかわからない。設立は1987年なので、多分間違いないと思うんだけど。
現在、学習ソフトの開発、販売を行なっている。
MacでRPG作っていたことは記載がない。
黒歴史になってる可能性もある。
wikiに本社ビルが載っているが、大阪にあるらしい。
学芸大学のアパートの一室でやってるこじんまりしたソフトハウスかと思ってたよ。
現在従業員数が15人。うち女性が10名だそうだ。アマゾンプロダクツか。
いやあ、それにしても同時代のほとんどの有名会社が潰れているのに、無名の「がくげい」が残っているというのは小気味いい話だ。やはり教育系は強いということなのだろうか。あとは電話して、「有限会社がくげい」と「株式会社がくげい」が同じかどうか確認取れば終わりだ。
けれど、それはまた今度にしておこう。
きっと誰かが調べてくれるさ。
雑誌で取り上げられていたゲームは「ネクスト・パワー」。RPGツクールで作ったような地味なゲーム画面にMac用と、あまり売れる要素が感じられない。
ゲーム名で検索しても情報は一切出てこなかったが、会社名で「株式会社がくげい」が出てきた。同じ会社なのかわからない。設立は1987年なので、多分間違いないと思うんだけど。
現在、学習ソフトの開発、販売を行なっている。
MacでRPG作っていたことは記載がない。
黒歴史になってる可能性もある。
wikiに本社ビルが載っているが、大阪にあるらしい。
学芸大学のアパートの一室でやってるこじんまりしたソフトハウスかと思ってたよ。
現在従業員数が15人。うち女性が10名だそうだ。アマゾンプロダクツか。
いやあ、それにしても同時代のほとんどの有名会社が潰れているのに、無名の「がくげい」が残っているというのは小気味いい話だ。やはり教育系は強いということなのだろうか。あとは電話して、「有限会社がくげい」と「株式会社がくげい」が同じかどうか確認取れば終わりだ。
けれど、それはまた今度にしておこう。
きっと誰かが調べてくれるさ。
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あと2冊!現在98巻の「パタリロ!」は100巻に到達できるのか!? [あの人は今]
パタリロ!と言えば「花とゆめ」連載のギャグ漫画だ。
連載開始は1978年。1982年、ゴールデンタイムにアニメが放送されたが、ゲイカップルがレギュラーキャラクターという設定のアニメは後にも先にもこれ一作なのではなかろうか。それもこれも、マライヒが女だと疑わない人がほとんどだったのだろう。当時小学生だったが、なかなかこの設定は理解出来なかった。もちろん友達もマライヒを女だと思い込んでいた。
そんな漫画が現在も連載を続け、今や98巻。
100巻が目前に迫っている。
そんなパタリロ!の新刊のアマゾンレビューが散々なことになっている。
>Web配信になってから開き直ったのか作者が主役の与太話となりさがってしまいました。
>70巻程度までは大好きな漫画だったのだけど、もうおしまいかな
>正直、読むのが苦痛で、パラパラとページを飛ばしながら読み終わりました。
>劣化という評価があった80~90巻台初期も(忍たまパロみたいに読むに耐えない話もあったとはいえ)面白いと思っていた。けれどこの巻は本当に読むのが辛い。苦しみしか感じなかった。
もうすぐ100巻なのだから。。。
と苦痛に耐えながらも読んでいるファンの苦しみが伝わってくる。
何年か前に70冊ぐらい全巻まとめ買いしたのだが、それでもだんだん読むのが辛くなってくる。それでも40巻ぐらいの話だ。全部読めてない。最近発売された別作品の再編集版のあとがき漫画を読んだら、なんだこりゃ!という絵だった。青年期のセンスを中年期に維持できるかというのは作家の宿命だが、高齢期になるとさらに視力を維持できるかという新しい問題が生まれる。
(近年のパタリロ!)
100巻目前だが打ち切れというレビューもある。自分もとうに限界は過ぎているのではと思っていた。掲載誌も数年前からウェブに移っており、厄介払い感は否定できない。しかし白泉社もドクターマシリトが社長になって、ジャンプを倒すと息巻いている。話題の種は一つでも多く欲しいので打ち切りはないだろう。
(全盛期のパタリロ!)
誰か作画を変わってパタリロ!ブランドを維持できないかと思う。勿体ない。娘さんは腐女子に成長しているようで、代わって描いてもらったりはできないのだろうか。
(近年のパタリロ!)
そんなことを考えていたら今週のモーニングでまさかのパタリロ!登場。こわごわ読んでみたが、思ったより悪くなかった。ひどいと言えばひどいが。ちなみにモーニングのアプリで無料で読めました。
(全盛期のパタリロ!)
再現率の高い舞台版は来年もやるみたいね。
ちょっとDVD見たいなあ。
連載開始は1978年。1982年、ゴールデンタイムにアニメが放送されたが、ゲイカップルがレギュラーキャラクターという設定のアニメは後にも先にもこれ一作なのではなかろうか。それもこれも、マライヒが女だと疑わない人がほとんどだったのだろう。当時小学生だったが、なかなかこの設定は理解出来なかった。もちろん友達もマライヒを女だと思い込んでいた。
そんな漫画が現在も連載を続け、今や98巻。
100巻が目前に迫っている。
そんなパタリロ!の新刊のアマゾンレビューが散々なことになっている。
>Web配信になってから開き直ったのか作者が主役の与太話となりさがってしまいました。
>70巻程度までは大好きな漫画だったのだけど、もうおしまいかな
>正直、読むのが苦痛で、パラパラとページを飛ばしながら読み終わりました。
>劣化という評価があった80~90巻台初期も(忍たまパロみたいに読むに耐えない話もあったとはいえ)面白いと思っていた。けれどこの巻は本当に読むのが辛い。苦しみしか感じなかった。
もうすぐ100巻なのだから。。。
と苦痛に耐えながらも読んでいるファンの苦しみが伝わってくる。
何年か前に70冊ぐらい全巻まとめ買いしたのだが、それでもだんだん読むのが辛くなってくる。それでも40巻ぐらいの話だ。全部読めてない。最近発売された別作品の再編集版のあとがき漫画を読んだら、なんだこりゃ!という絵だった。青年期のセンスを中年期に維持できるかというのは作家の宿命だが、高齢期になるとさらに視力を維持できるかという新しい問題が生まれる。
(近年のパタリロ!)
100巻目前だが打ち切れというレビューもある。自分もとうに限界は過ぎているのではと思っていた。掲載誌も数年前からウェブに移っており、厄介払い感は否定できない。しかし白泉社もドクターマシリトが社長になって、ジャンプを倒すと息巻いている。話題の種は一つでも多く欲しいので打ち切りはないだろう。
(全盛期のパタリロ!)
誰か作画を変わってパタリロ!ブランドを維持できないかと思う。勿体ない。娘さんは腐女子に成長しているようで、代わって描いてもらったりはできないのだろうか。
(近年のパタリロ!)
そんなことを考えていたら今週のモーニングでまさかのパタリロ!登場。こわごわ読んでみたが、思ったより悪くなかった。ひどいと言えばひどいが。ちなみにモーニングのアプリで無料で読めました。
(全盛期のパタリロ!)
再現率の高い舞台版は来年もやるみたいね。
ちょっとDVD見たいなあ。
劇画の大御所が若き日に描いたあのキャラがあんまりだ!渡辺みちおの「光戦隊マスクマン」 [あの人は今]
甥っ子が書棚から懐かしい雑誌を取り出して見入っていた。
講談社が1987年に出版した「テレビランド夏やすみ臨時増刊マスクマンメタルダー大全集」だ。なんとなく取り込んでみた。
この雑誌に掲載されているマスクマンのコミカライズがひどかったのを思い出した。
作画の渡辺みちおは、「まるごし刑事」「白竜」で知られる売れっ子漫画家。
作画は素晴らしいのだが、イガムというキャラクターのデザインがひどい。イガムは敵の幹部で、見ればすぐ女性とわかるのだが男性という設定。のちに男として育てられた女性ということが発覚する展開。
演じているのは浅見美那さん。
日活ロマンポルノで有名になった女優なんだそうだ。かなり綺麗な人である。
それが漫画版ではこうだ。
ゴツい。。。
こういうコミカライズは準備稿を資料にしているので本放送と内容が変わることは知っているのだが、このコミカライズは夏休みの映画のために作られたものである。もうちょっとなんとかならなかったのかと子供ながらに思ったことを覚えている。
浅見さんは現在58歳。
Wikiを辿ると10年前の姿を見ることができる。
医者と結婚し、綺麗に年を取られているようだ。
出演していたロマンポルノを少しみてみたが、1万円札がおもちゃみたいだ。。。こんな時代だったのね。
講談社が1987年に出版した「テレビランド夏やすみ臨時増刊マスクマンメタルダー大全集」だ。なんとなく取り込んでみた。
この雑誌に掲載されているマスクマンのコミカライズがひどかったのを思い出した。
作画の渡辺みちおは、「まるごし刑事」「白竜」で知られる売れっ子漫画家。
作画は素晴らしいのだが、イガムというキャラクターのデザインがひどい。イガムは敵の幹部で、見ればすぐ女性とわかるのだが男性という設定。のちに男として育てられた女性ということが発覚する展開。
演じているのは浅見美那さん。
日活ロマンポルノで有名になった女優なんだそうだ。かなり綺麗な人である。
それが漫画版ではこうだ。
ゴツい。。。
こういうコミカライズは準備稿を資料にしているので本放送と内容が変わることは知っているのだが、このコミカライズは夏休みの映画のために作られたものである。もうちょっとなんとかならなかったのかと子供ながらに思ったことを覚えている。
浅見さんは現在58歳。
Wikiを辿ると10年前の姿を見ることができる。
医者と結婚し、綺麗に年を取られているようだ。
出演していたロマンポルノを少しみてみたが、1万円札がおもちゃみたいだ。。。こんな時代だったのね。
スーパー戦隊シリーズ 光戦隊マスクマン VOL.1【DVD】
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- メディア: DVD
タグ:特撮