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漫画よ、これがアメコミだ。iPadproで読みたい超美麗アート!アレックス・ロスの「マーヴルズ」 [名作紹介]

iPadproを買った。電子書籍好きとして待ち焦がれていた(実際2年ほど待った)アイテムだ。これで雑誌も見開きで読めるかもしれない。これほど大きい画面で何を読むか?そうだ!アレックス・ロスの美麗なアートを読み返したい!アメコミで超お気に入りの一冊、「MARVERS(マーヴルズ) 」を自炊することにした。
マーヴルズ1.png

アメコミを日本でも普及させようという大きな流れが過去に何度かあったようだ。自分が学生の頃、すぐ潰れたがアメコミ雑誌などが創刊した。そのあとエックスメンがTV東京で放送され、竹書房から漫画版が出て、コンビニなどに派手にばらまかれた。アメコミスタイルなのか、いろんな作家に交代で描かせていて、それがまあ裏目だったと思う。クオリティが酷いものが混じっていて、とても蔵書に加える気にはならなかった。

その後、スポーンのフィギュアブームや、カプコンの格闘ゲーム、るろうに剣心の和月宏伸の布教活動などが重なって、邦訳も盛んになった。しかしその動きも徐々に勢いを失い、もはやブームが来ることはないと思っていたのだが。。。

ブライアン・シンガーが撮った映画版エックスメンや、サム・ライミのスパイダーマンも面白かったが、アイアンマンのヒットが大きかったように自分は思う。アヴェンジャーズという言葉が、これほどまでに世間に浸透する日が来るとは思わなかった。地道に続けられていた邦訳、しかしそれらの新刊のほとんどを自分は買ってない。

アメコミとは何なのか。「グラップラー刃牙」とその他の漫画、という風に例えられると思う。アメリカの講談社、集英社、小学館にそれぞれ刃牙がある。そしてそれは気の遠くなる程長く続いていて、読んでる方もだんだん「いいや」という風になってくる。時々、「ついに勇次郎と戦うらしいぞ」「烈海王が死んだらしい」「花山の外伝が出てる!」とか聞こえてきて読んでみる。アメコミを邦訳で『漫画として』読むというのはほとんどこういう事であると思う。そして刃牙以外の漫画の数は少ない。
マーブルズ2.png

「MARVELS」は刃牙の歴史を大まかに一冊で説明した作品である。マーヴルコミックスの最初のヒーローであるヒューマントーチの誕生から、キャプテンアメリカやアヴェンジャーズの活躍、スパイダーマンにおけるグエン・ステイシーの死までを平凡な人間の目を通して語っている。アレックス・ロスによるアートが目を引くが、ストーリーも相当に良い。同時期に邦訳されたキングダム・カムの方が評判が良かったように思えるが、自分は圧倒的にマーヴルズを支持する。数少ない読んだアメコミタイトルの中ではナンバーワンだ。映画アヴェンジャーズなどでアメコミに興味を持った方は、是非入手されることをお勧めする。
マーヴルズ3.png
メイキングなども読める。
2013年にメイキングページが充実されたリニューアル版が出ているようだ。(スパイダーマンが表紙)


マーベルズ (ShoPro Books)

マーベルズ (ShoPro Books)

  • 作者: カート・ビュシーク
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2013/07/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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