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桂正和嫌いがTVドラマ「電影少女」をニタニタしながら見てしまう [注目作品]

アマゾンプライムでTVドラマ版「電影少女」を見た。
昭和版「ToLOVEる」とも言える桂正和の微エロ漫画だ。

女の子が可愛く、ニタニタしながら見てしまう。
まあいいんだ。実写だから。

映像作品としてもよくできていると思う。
あまりお金をかけなくても映像化できそうな原作なだけに、安っぽくなってしまう危険があると思っていたが、今の所そういう部分は感じない。足かせになりそうな原作の25年後という設定も上手く使って、攻めた表現が見られる。

原作は周りでは話題沸騰だったが、俺はあまり好きではなかった。桂正和といえば、東映特撮リスペクトが強い作家としてデビューし、「ウイングマン」「超機動員ヴァンダー」と変身ヒーロー漫画を二本続けて連載した。ウイングマンの最終決戦前にはポピーの超合金を形見分けとして友人たちに配って歩くぐらいのリスペクトがあり、この頃が好きだったのだ。

ヴァンダーは打ち切り、ウイングマンもアニメ化したものの単行本は全13巻と決して長くはなく、歌手漫画「プレゼント・フロム LEMON」も打ち切り食らっての新境地が「電影少女」だった。これが桂正和の作家性を象徴するような作品になってしまったのは残念だ。その後、ティムバートンが映画「バットマン」でリアル変身ヒーロー表現の革命を起こし、桂正和もこれに傾倒していき、「ZETMAN」などに繋がっていく。

桂正和の描くオシャレ感はどこかミーハー的で身に付いてないと思っていて、そこが苦手な理由だと思う。ウイングマンやヴァンダーの時の様なリスペクトしているものが幼稚(と言ってしまう)な時はそれが温かみとして受け取れるのだが、作者近況で「エアマックス最高!」「ユーロビート(20年前に流行った音楽ジャンル)しか聞く気がしない」とか書かれると、なんとも鼻持ちならない感じがしてしまうのだ。

 

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