SSブログ

重装騎兵「レイノス」「ヴァルケン」について好き勝手に語る [ゲーム]

こないだロボットゲームについて書いた際、ナムコの「ファイトネスアワー」の動画を見て、「重装騎兵レイノス」に似ていることに気が付いた。

1989年10月発売のファミコン通信のアーケードゲーム通信にて、ファイトネスアワーが紹介されているが、同じ号の新作カレンダーに翌90年2月発売のゲームとして「重装騎兵レイノス」の名前がある。

上中下に角度をつけて弾を撃つとこや、爆炎の広がり方などそっくりだ。

レイノスにはファイトネスアワーの影響があるのか?
両者の開きには約四ヶ月の期間がある。昔のゲームは「半年で一人で作った」みたいな話がよくあるが、その時代からあまり経ってないとはいえ、幾ら何でもそんな僅かな期間で模倣した、というのはリアリティがない。ましてやファイトネスアワーはヒット作でもない。一方、レイノスはフォロワー作品を近年も生み出す名作ロボゲーの礎として一部のマニアに知られている。

是非、そう言ったとこまで言及したメイキング記事が読みたいとこなのだが、自分が所有している関連資料はアスキーが1992年に発行した続編ゲームの攻略本、「重装騎兵ヴァルケン公式ガイドブック」のみである。巻末にインタビュー記事があり、それほど深い内容が無い事は記憶しているのだが、改めて読み返してみた。
ヴァルケン1.png
ちなみにヴァルケンはレイノスの続編で、横スクロールアクションロボットゲームにおいて、未だ超えるもののない最高峰中の最高峰。ロボゲーの「萌え」を全て完璧に演出しきった上にゲームとしてのバランスも取れている。それまでのメサイア(開発元)の文脈からは絶対出てこないようなクオリティで驚いたものだった。はっきり言って、レイノスとも全然違うゲームだと思う。

のちに大宮ソフトを立ち上げ、カルドセプトでヒットを飛ばしたメインディレクターの鈴木英夫という人が優秀だったのだろう。レイノスのスタッフロールにプログラマーとして「H.SUZUKI」とある。ちなみに同じくプログラマーとしてレイノスにクレジットされてる「T.OHYA」は、ヴァルケンのプログラムを担当した大矢哲也氏のことなのではないか。

話が逸れた。インタビューの内容に戻るが、ヴァルケンの企画がスタートしたのが1991年の初めなんだそう。レイノス発売から一年と間隔が空いており、会社からは「なんでもいいからスーパーファミコンで1本作れ」という注文だったというから、レイノスの社内の評価がそれほど高くない事がわかる。

で、6ページあるインタビューなのだが、レイノスのことがうかがい知れる情報はこれぐらいなのだった。。。ヴァルケンの攻略本は他に「重装機兵ヴァルケンのすべて」があるのを今回初めて知ったが、中古で6000円もするので、ちょっと内容がわからないことには手がでない。。。

ところでこのヴァルケンの攻略本、何か仕事っぷりが豪華だ。編集者ですらそれほどの敬意を抱くゲームだったということだろうか。鎗田準次はファミ通編集者だからわかるが、玉木美孝までイラストを描いているのだ。
ヴァルケン3.png
さらにヴァルケンとライバルメカも立体化してグラビアを乗っけている。
ヴァルケン2.png
そもそも、これぐらいの時期って、引き抜きを防ぐためにスタッフの顔出しインタビューはご法度のような気もするし、その辺を押し切って編集者の熱意でインタビューを実現してしまったのだろうか。そしてこの攻略本を読んだスクエアの引き抜き班が暗躍、ガンハザードに繋げたとか妄想してしまう。。。

その後の重装騎兵ブランドは迷走する。
レイノス2が1997年。ヴァルケン2が1999年。しかし独立したメインスタッフが1996年に「ガンハザード」を作ってしまったあとのことである。うまくいくはずがなかった。

2004年、プレステ2にヴァルケンが移植されて話題になった。「ヴァルケン公式ガイドブック」のインタビューでも語られていた雨の没ステージが収録されるなど興味をひいたが、発売されると移植技術の低さで炎上して、逆にさらなる話題になってしまった。
ヴァルケン4.png

2007年、シンプルシリーズから発売されたフォロワー的作品、「装甲機兵ガングラウンド」を遊んだ。途中で飽きちゃったけど。


今回色々調べていたら見つけた、海外のヴァルケンフォロワー作品「Metal Warriors」。

よくできているが銃の音が軽すぎる。。。

機装猟兵ガンハウンド」なんてのもあるそうだ。面白そうだな。

2015年、ガンハウンドを作った会社がレイノスをリメイクしている。体験版で遊んでまあいいやぐらいでスルーしちゃったけど。PS4持ってないし。

ゲームセンターCXは「重装騎兵レイノス」を課長にやらせるべきだと思う。
面白いけど忍耐のいるマゾゲーだと思うので、挑戦にぴったりだと思う。

ちなみに自分は実はクリアしたことないのであった。
1回だけマグレで最終面までいったのみ。
連打しにくい初期のメガドラパッドで大魔界村ノーコンテニューで2周するぐらいの腕前はあるんだけど。。。

脚本家の岐部さんはセガマニアを公言しているのに、なぜレイノスをやらないのか疑問。


重装機兵ヴァルケン 公式ガイドブック

重装機兵ヴァルケン 公式ガイドブック

  • 作者: アスキー出版局
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 1993
  • メディア: ムック


重装機兵ヴァルケンのすべて―The VALKEN Book

重装機兵ヴァルケンのすべて―The VALKEN Book

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JICC出版局
  • 発売日: 1993/01
  • メディア: 単行本


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。