今頃実写版「バクマン。」をながら見る。 [心に残る1コマ]
今さらですが、映画版「バクマン。」を見ました。
ながら見ですけど感想書きます。
「バクマン。」は「デスノート」の小畑健、大場つぐみコンビの連載漫画第二弾。少年少女のお伽話的な恋愛物語を軸に、週刊少年ジャンプの作家達のバトルを漫画化するという異色作。あまり公に語られてこなかったジャンプの内情はもちろん、悪しき慣習にも切り込む、かなり攻めた漫画だった。
一番良かったと思うのは主題歌、サカナクションの「新宝島」。
最初は変な歌だなと、変な歌好きなクセにスルーしていた曲だが、その曲を引用したつぶやきをツイッターで見ているうちに気に入ってしまった。
調べてみると、サビの歌詞が
このまま君を連れて行くと
丁寧 丁寧 丁寧に描くと
揺れたり震えたりした線で
丁寧 丁寧 丁寧に描くと
まあなんと、漫画家映画にふさわしい歌詞になっているんですな。
よくよく考えてみると、タイトルが「新宝島」。
漫画界のあけぼの、多くの巨匠が少年時代に憧れ、むさぼり読んだという手塚治虫の漫画、「新宝島」から持ってきているのです。ドヒャー。
(画像は藤子不二雄「まんが道」)
(画像は矢口高雄「ボクの手塚治虫」)
こういう主題歌って、スカした態度で原作に全然関係ない作ってくる人が昔から多かったような気がしますけど、サカナクションはその辺かっこいいですな。奥田民生がアニメ「ガンダムフォース」の主題歌を発注されて、作った曲に「サンライズ」ってタイトルつけるぐらいかっこいいです。
「新宝島」が流れるエンドロールもすごかった。
漫画のコマ割り風に主要スタッフをクレジットする、まあそれぐらいはやるだろうなと思いながら見てました。カメラが主人公の仕事場に切り替わって、幕引きのように本棚の方にカメラが流れて行く。背表紙で歴代の名作ジャンプ漫画を映して行くコンセプトなんだなと思ってボンヤリ見ていたら、徳弘正也の「なんとかプロデューサー」みたいな全然知らない漫画が出てきた。
背表紙の絵はジャングルの王者ターちゃんがスーツ着たみたいな絵が。へー、こんな漫画あったんだ。全然知らなかった、あとで調べてみようって思ったんですけど実はそんな漫画はなく、ジャンプの背表紙風に、ほぼ全てのスタッフを表記しているんですな。これは細かいすごい!!!まさか背表紙の絵は巨匠たちが描いてないだろうな。。。
ちなみに主人公の仕事場の本棚には「課長島耕作」も揃っているっぽい。ボケてしっかり映ってなかったけど。「進撃の巨人では」などというセリフがあったり、山田孝之が「機動戦士ガンダム」のドムやドラえもんのTシャツを着ていたり、集英社以外の作品も多数引用されている。こういう権利をおそらくクリアしてるあたり、ジャンプだけでなく業界全体の総決算的な雰囲気があって素晴らしいと思う。
山田孝之といえば、担当編集者の服部役なのかよ!と思った。全然服部さんっぽくないけど、良い演技だと思った。主演張れる俳優なのに、作品の価値を理解しているからであろう、こういう脇役に回れるというのは素晴らしいと思う。
編集長はリリー・フランキー。原作は阿部寛かなと思っていたけど、リリーも雰囲気ある。ちょっとかっこよすぎだと思うけど。こういう中年目指そう。
ヒロインは小松菜奈。映画版「恋は雨上がりのように」を見たばかり。これも原作のイメージと違うけど、「不思議ちゃん」と言われると確かに原作よりはるかに不思議ちゃんっぽい。原作を知らないと、結構モヤモヤするような結末になっているのではないか。つーか見吉出てこねーのかよ!蒼樹さんも!
福田は浦島太郎のCMでおなじみの桐谷健太。ハマってる。
新妻 エイジの染谷将太はうーん。。。。デスノートの松山ケンイチのインパクトには及ばない。。。
平丸はこないだ逮捕された人なのね。
おじさん役の宮藤官九郎は一番良かったかもしれない。
以上。
ながら見ですけど感想書きます。
「バクマン。」は「デスノート」の小畑健、大場つぐみコンビの連載漫画第二弾。少年少女のお伽話的な恋愛物語を軸に、週刊少年ジャンプの作家達のバトルを漫画化するという異色作。あまり公に語られてこなかったジャンプの内情はもちろん、悪しき慣習にも切り込む、かなり攻めた漫画だった。
一番良かったと思うのは主題歌、サカナクションの「新宝島」。
最初は変な歌だなと、変な歌好きなクセにスルーしていた曲だが、その曲を引用したつぶやきをツイッターで見ているうちに気に入ってしまった。
新宝島wwwwwww pic.twitter.com/d7RnJWx84U
— BazzLimit (@bazz__limit) 2019年2月23日
調べてみると、サビの歌詞が
このまま君を連れて行くと
丁寧 丁寧 丁寧に描くと
揺れたり震えたりした線で
丁寧 丁寧 丁寧に描くと
まあなんと、漫画家映画にふさわしい歌詞になっているんですな。
よくよく考えてみると、タイトルが「新宝島」。
漫画界のあけぼの、多くの巨匠が少年時代に憧れ、むさぼり読んだという手塚治虫の漫画、「新宝島」から持ってきているのです。ドヒャー。
(画像は藤子不二雄「まんが道」)
(画像は矢口高雄「ボクの手塚治虫」)
こういう主題歌って、スカした態度で原作に全然関係ない作ってくる人が昔から多かったような気がしますけど、サカナクションはその辺かっこいいですな。奥田民生がアニメ「ガンダムフォース」の主題歌を発注されて、作った曲に「サンライズ」ってタイトルつけるぐらいかっこいいです。
「新宝島」が流れるエンドロールもすごかった。
漫画のコマ割り風に主要スタッフをクレジットする、まあそれぐらいはやるだろうなと思いながら見てました。カメラが主人公の仕事場に切り替わって、幕引きのように本棚の方にカメラが流れて行く。背表紙で歴代の名作ジャンプ漫画を映して行くコンセプトなんだなと思ってボンヤリ見ていたら、徳弘正也の「なんとかプロデューサー」みたいな全然知らない漫画が出てきた。
背表紙の絵はジャングルの王者ターちゃんがスーツ着たみたいな絵が。へー、こんな漫画あったんだ。全然知らなかった、あとで調べてみようって思ったんですけど実はそんな漫画はなく、ジャンプの背表紙風に、ほぼ全てのスタッフを表記しているんですな。これは細かいすごい!!!まさか背表紙の絵は巨匠たちが描いてないだろうな。。。
ちなみに主人公の仕事場の本棚には「課長島耕作」も揃っているっぽい。ボケてしっかり映ってなかったけど。「進撃の巨人では」などというセリフがあったり、山田孝之が「機動戦士ガンダム」のドムやドラえもんのTシャツを着ていたり、集英社以外の作品も多数引用されている。こういう権利をおそらくクリアしてるあたり、ジャンプだけでなく業界全体の総決算的な雰囲気があって素晴らしいと思う。
山田孝之といえば、担当編集者の服部役なのかよ!と思った。全然服部さんっぽくないけど、良い演技だと思った。主演張れる俳優なのに、作品の価値を理解しているからであろう、こういう脇役に回れるというのは素晴らしいと思う。
編集長はリリー・フランキー。原作は阿部寛かなと思っていたけど、リリーも雰囲気ある。ちょっとかっこよすぎだと思うけど。こういう中年目指そう。
ヒロインは小松菜奈。映画版「恋は雨上がりのように」を見たばかり。これも原作のイメージと違うけど、「不思議ちゃん」と言われると確かに原作よりはるかに不思議ちゃんっぽい。原作を知らないと、結構モヤモヤするような結末になっているのではないか。つーか見吉出てこねーのかよ!蒼樹さんも!
福田は浦島太郎のCMでおなじみの桐谷健太。ハマってる。
新妻 エイジの染谷将太はうーん。。。。デスノートの松山ケンイチのインパクトには及ばない。。。
平丸はこないだ逮捕された人なのね。
おじさん役の宮藤官九郎は一番良かったかもしれない。
以上。
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